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南京「事件」研究の最前線 平成二十年版【最終完結版】 東中野修道

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南京事件については、ほぼ出尽くした感があります。

慰安婦問題は完全な捏造ではあるが、
こちらの南京事件については、100%完全な捏造とはいえない、というのが私の考えです。
ただ、「大虐殺」という言葉を使うのは全くの不適切であり、「虐殺」であっても全くの不適切
ようは、通常の戦争程度のことは発生しただろう、というレベルです。

個人的には同著者の「南京事件 国民党極秘文書から読み解く」は、この情報戦がどのような経緯・意図をもって行われたか、を知る上では最適だと思うし、
一般に南京大虐殺がウソに塗り固められていて、実際はどうだったかを知るには、
国会議員を中心に編纂された「南京の実相―国際連盟は「南京2万人虐殺」すら認めなかった」が良いと思います。

上の「国際連盟」うんぬんとタイトルにもなっているが、
南京大虐殺とされている事件の年、1938年中華民国蒋介石政権は日本人に二万人虐殺されたことを訴えるも、国際連盟では相手にされなかった。

この議事録についてこの本は掲載されている。
国会図書館のマイクロフィルムに収められていて、
League of Nations Official Journal (February 1938)という資料の117ページから125ページの9ページにわたって記録されています。

この議事録中の、中華民国の顧維鈞の発言より抜粋


ここでいちいちその証拠を挙げる必要はありますまいが。
一つだけ例を挙げれば充分でしょう。
それは1937年12月20日付のロンドンの「ザ・タイムズ」紙に掲載された「ニューヨーク・タイムズ」の記者の、日本人による南京占領後の恐怖の場面の記事であります。
これがその簡潔な記事であります。
「大規模掠奪、浮上暴行、市民殺害、中国人の家屋立退き、捕虜の大量処刑、健全な男子の徴用」
今一つ(一つで充分だと言っておきながら)、信頼できる記事が、アメリカ人の教授と戦傷死の手紙によるものですが、南京と杭州において日本軍兵士が犯した虐殺事件で、1938年1月28日付の「デイリー・テレグラフ・アンド・モーニング・ポスト」紙にあります。
ーー中略ーー
南京において日本人に虐殺された中国民間人の数は推測二万人、また子供を含む数千人の女性が陵辱されました。
(後略)

ここまで
こんなことを発言しておきながら、周囲の人達は特に関心も持たず、議事を粛々と進めていった。



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