古典としてかなり有名な本のようだが、
哲学的というか、堅苦しい文体で非常に退屈だった。
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世界事象の表面は、「予見されなかったこと」に支配されている。
どの個々の出来事、どの個々の人格にも、この特徴がついている。
誰もモハメッドの出現の場合に、イスラムの嵐を予知しなかった。
誰もロベスピエールの失脚の場合に、ナポレオンを予知しなかった。
大人物の出現、其の事業、その成否、すべてこれは測ることのできないことである。
力強く起こる発展が、ローマ貴族の場合のように大規模に完成されるか、
あるいはホーヘンシュタウフェン家や全マヤ文化の場合のように、悲運の中に没してしまうかは誰もしらないのである。
ここまで
大げさなことを書いているが、単に未来はわからない、と書いているに過ぎないようにみえる・・・
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