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全盲の僕が弁護士になった理由 大胡田誠

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著者は、先天的に目が見えないのではなく、
小学校高学年の頃に眼が完全に見えなくなったそうです。

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著者が弁護士を目指すきっかけを作った、同じく全盲の弁護士である竹下さんの言葉


「弁護士の仕事は、法律に『人格』を載せて売る商売なんだ。
だから君もいろいろな経験をして自分を磨きなさい」

と言った。
この言葉は今も肝に銘じている。

法律は、それだけでは無機質な言葉の羅列でしかない。
しかし、同じ食材でも料理する人によって味が違うように、法律もそれを使う人によって、
導き出される結果が大きく変わる。
法律を勉強するだけではダメで、人間性を鍛錬しなければ依頼者の痛みをすくい取ることはできない。
竹下弁護士の実際の仕事ぶりを知ることが出来て、ぼくの夢は一気に具体的な形を帯びた。

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著者が司法試験に4回失敗した後、母親が言った言葉

「人生で迷った時には、自分の心が『温かい』と思う方を選びなさい」
と言った。
損か得かとか、人からどう見られるかではなく、自分の心が何を本当に欲しているのか。
答はそこにしかないんだと教えられた。







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