- アッティラ王が教える究極のリーダーシップ/ダイヤモンド社
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アッティラ王はフン族の王
フン族は匈奴、つまり遊牧民族であり、モンゴル・満州人の祖であろうと考えられます。
フン族が西方に移動したことにより、追い出されたゲルマン民族が
西ローマ帝国に流れ落ち、最終的に西ローマ帝国が亡びることとなりました。
単純に強さを考えれば
フン族>ゲルマン民族>ローマ民族
でしょう。
アッティラ王は、フン族の王国でもっとも優秀な王だったようです。
残念ながらこの本はタイトルにあるように「リーダーシップ」について書かれており、
いわゆる「理想のリーダー像」の要因のようなものに多くの紙面が割かれていて、
アッティラ王の歴史についてはあまり書かれていません。
でも、全く知らなかったフン族の王国についての歴史がかいま見える本としては良かったです。
この王国の歴史や勢力範囲を見ると、
モンゴル大帝国に似ていると思いませんか。
アッティラ王は西暦400年代のことなので、
支那でいうと、隋の前の戦国時代にあたります。
日本だと飛鳥時代よりも前ですね
この辺りのユーラシア大陸の歴史を知りたくなりました。