この本は、地動説、つまり地球が太陽の周りを回るということを説いた本です。
それまでは、他の惑星が地球を回っている天動説が信じられていました。
昔、この天動説は教会から非難されていたと聞いていた。
すべての教会の人間が非難していたのかと思っていたが、
本の序に、当時の僧侶ニコラス・シェーンベルクからコペルニクスへの言葉が載せられており、
地動説を信じる人もいたのだということがわかる。
そして、この本、たったの40ページしかない
この天動説から地動説への考え方の変換は、とてつもなく大きいものであることから、
物事の考え方が180度変わることをコペルニクス的転回という。
しかし、これほど著名な書で画期的な論文がたった40頁程しかないとは知らなかった。
中身はほとんど数学的なことは書いていない。
例えば、季節によって惑星の大きさが異なるように見えるのは、その惑星が地球を中心に回っていないからだ、という考えはなるほど、と思う。
人はすべからく自分中心なものです。
この天動説を改めるのは多くの人にとってはショックだった事でしょう。
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天体の回転について コペルニクス
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