国際労働基準法 ILOと日本・アジア
があまり私にはためになる本ではなかったので、
本中で参照されていたこの本を借りてきた。
ILOについてはとても詳ししよくまとまっているのだが、
著者が非常に左寄りだと感じた。
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事実、この稿を書いているジュネーヴでも、パリでも、日本からの旅行者はデパートまでもが日曜日を休んでしまうのに閉口する。
それはたしかに旅行者にとって不便であり、居住者にとっても、ある程度不自由であるに違いない。
しかし、だからといって日曜日に自分だけ店を開いて、不便を囲っている旅行者、居住者をかき集めようという発想は、一般化する余地がない。
ここまで
今では日曜日に営業するデパートも出てきていることは言うまでもない。
そして、この制限はILOとは全く関係ない宗教的な理由からである。
そもそもローテーション制があるのだから、それを活用して日曜日に営業するのは問題ないように思える。
こういう都合の良い事例をかかげて解釈を自分の都合に合わせるというのは典型的な手法ですね
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ILO条約と日本 中山和久
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