9月29日、安部総理は所信表明演説を行いました。(ここ)
各紙で報じられているように、地方創生に重点が置かれている、あるいは今回初めて言及された、と言ってもいいと思います。
私は東京の江東区に住んでいますが、
ここ東京の商店街であっても寂しい状況であり、この前も通りを通っていて一つのお店がまた閉じることを知りました。
寂しい限りであり、商店街はどうなってしまうのだろうか、とも思います。
近所の商店街は有名な飲食店はいくつもあるのですが、
生活がすべて事足りるか、というとそうでもない。
10月号の致知で香川県高松丸亀商店街を立て直した方が言っているように、
商店街には衣食住全てが揃っているようにするのがいい、とおっしゃっていたが、
都会の商店街はそうとは言えないと思う。
地方と違い、交通網が発達、とくに公共交通機関が発達している大都市圏では
無理に全てが揃っている必要もないし、揃えたところで専門店が集まる場所、
たとえば渋谷、表参道などのファッションにかなうわけもない。
そうなると、大都市圏での商店街はどうあるべきなのだろうか、とこのまえもうすぐ閉まるお店を通りがかりながら思いを馳せたわけです。
地方と違い、それほど高齢化も進んでいない。
若い人も家族連れも多い。
そういう場所での商店街とはどうやって生き残っていけるのだろうか。
思い切って昔あったようなフルセットのお店がある必要もないのかもしれない。
偏ったジャンルのお店が揃った商店街もいいのかもしれない。
でも、なにより共働き家庭にとって優しいサービスが提供されていてほしいと思うのです。
子どもやその親が集いやすい、そこに教育なども充実していたらどうだろうか。
そんなふうにおもうのです。
さて、今回の所信演説をみても、憲法改正への言及は全くなかったように思える。
たしかに経済状態があまり芳しくない以上、言及できないかもしれないが、
それでもほのめかす程度でも必要ではないだろうか。
以前、この秋以降起こることについて記事を書いたが、
予想もしない国際情勢の変動もあり、ほぼすべてが延び延びになりそうであり、
非常に心配しています。
安倍政権も困難を迎えていると言ってもよいでしょう。
ここからが真の踏ん張りどころであり、その後にさらなる光明が見えると期待したいです。
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第百八十七回国会における安倍内閣総理大臣所信表明演説
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