2013年1月、宇宙基本計画が改定されました。
2008年の宇宙基本法制定に伴い、
日本としてどのように宇宙を活用していくのか、
その中長期的な計画を定めたもの (ここ)
骨子は
安全保障・防災
産業振興
宇宙科学等のフロンティア
があります。
最後のフロンティアについては、私たちが考える「夢」の計画を考えればいいのだと思います。
将来的には宇宙空間で発電し、その電気を地球に運ぶようなことも考えられているようです。
また、日本は有人飛行を成し遂げていませんから、そこを目指すというのもあるでしょう。
産業振興について
宇宙産業というのは、最も高性能でかつ、一発勝負に近いので安全性も高めなければいけない
そういうことで技術革新が起こりやすい分野でもあります。
また、国際宇宙ステーションの『きぼう』で行われているような
無重力下での科学実験などによる新薬開発も必要です。
無重力下では、生成されるタンパク質の形状が重力の影響を受けないので
とてもきれいに形成されるのだそうです。
安全保障・防災については
GPS、気象衛星などを考えれば良いと思います。
北朝鮮のミサイルの軌道であったり、ミサイル発射を事前に察知できるよう
監視衛星を増やすのは必要ですし、
より正確な気象の予想ができるよう高性能な気象衛星も必要です。
宇宙技術は遠い人類の夢を叶えるためだけではなく、
短中期、あるいは現在の私たちを支援してくれる必要な技術です。
私たちはロケットが発射失敗したりすると、すぐに
「大金がムダになった」
と考えがちですが、
科学とは失敗がつきものであり、その失敗が次の成功の糧となります。
失敗しても、「ドンマイ」と考えるようにしたいものです。
↧
宇宙基本計画改正
↧