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Channel: 読書は心の栄養
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放射能をこの世から無くすことはできない

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仮に核爆弾や原発が発明されなかったとしても、
私たちの身の回りには、そして私たち自身の身体にも放射性物質は含まれています。

酸素や炭素にも放射性同位体は存在します。
(これを利用して、光合成では二酸化炭素が酸素になるわけではないことが証明されていますし、古代の遺物がいつ作られたのかを比較的正確に測定することもできます)

私たちが読む本にも放射性物質は存在するし、
私たちの身体にはカリウム40がおよそ4ミリグラム存在するのです。
およそ全ての有機物には炭素14が含まれているのです(もちろん微量ですが)

私たちが自然から受ける放射線量は現在の科学で測定できるレベルでは、
1年間で2ミリシーベルト強受けています(ここ参照)

どんなに放射能を忌み嫌おうとも私たちは放射性物質と未来永劫付き合っていかなければならないのです。

まずはそこからスタートしましょう。

そして、「本当に」放射能に興味があるのであれば、
各種「科学」の本を読み、放射能とは何なのか、放射性物質とは何なのか
それを学んでいきましょう。
決して、「想像力」「妄想力」で書かれた本を信じてはならない。
「放射能」「放射性物質」は「科学用語」であり、
これを説明できるのは「科学」であり、

決して「オカルト」でも、たくましい「想像力」でもないのです。
ちなみに、科学者だから科学で説明するとは限りません。
最初は、教科書のようなもので勉強していくといいのかもしれません。

健康・予防医療の総合情報サイトというのを最近見つけました。
そこにある
セシウムゼロでも、ヒトは常時7000ベクレルの内部被曝
という記事はとても面白い
京大の小出さんについての批評はかなり的を得ている。

「人類が遭遇した最凶の毒物」というのは小出氏の個人的見解であり、「科学」的事実ではない。夏場の節電対策に小出氏の「プルトニウム最凶毒物説」を聞く分にはいいかも知れないが、代わりに、思想的な最凶の毒物を注ぎ込まれることを覚悟しておかねばならないだろう。 


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