歴史や公民の授業で必ずと言っていいほど出てくる本書
哲学的な本かな、と思っていたのですが、わりと取っ付き易い本に思えます。
思想書に近いでしょうか
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イタリアでは、なぜあんなに多くの野菜を食べるのか。
それはそこの野菜が良質で、滋養に富み、非常に美味しいからである。
フランスでは、野菜は水だけで育てられるから、少しも栄養にならず、嘱託では、ほとんど物の数に入っていない。
ここまで
少なくともフランスでは野菜はかつては美味しくなかったということなのだろう。
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社会契約の維持のみを目的とするこの集会は、開会にあたって、つねに次の二つの議案を提出しなければならない。
これらはけっして省略されてはならないし、また、二つは別々に投票にふされなければならない。
第一の議案 主権者は、政府の現在の形態を保持することを良しとするか
第二の議案 人民は、現に統治をゆだねられている人々に、今後もそれを委ねることをよしとするか
私はここで、すでに私が証明したと思っていることを前提としている。
すなわち、国家には廃止できないような基本法は何一つなく、社会契約でさえも例外ではない、ということである。
ここまで
憲法を変えてはいけないという考えは彼は持っていない。(当たり前だが)
哲学的な本かな、と思っていたのですが、わりと取っ付き易い本に思えます。
思想書に近いでしょうか
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イタリアでは、なぜあんなに多くの野菜を食べるのか。
それはそこの野菜が良質で、滋養に富み、非常に美味しいからである。
フランスでは、野菜は水だけで育てられるから、少しも栄養にならず、嘱託では、ほとんど物の数に入っていない。
ここまで
少なくともフランスでは野菜はかつては美味しくなかったということなのだろう。
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社会契約の維持のみを目的とするこの集会は、開会にあたって、つねに次の二つの議案を提出しなければならない。
これらはけっして省略されてはならないし、また、二つは別々に投票にふされなければならない。
第一の議案 主権者は、政府の現在の形態を保持することを良しとするか
第二の議案 人民は、現に統治をゆだねられている人々に、今後もそれを委ねることをよしとするか
私はここで、すでに私が証明したと思っていることを前提としている。
すなわち、国家には廃止できないような基本法は何一つなく、社会契約でさえも例外ではない、ということである。
ここまで
憲法を変えてはいけないという考えは彼は持っていない。(当たり前だが)
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