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トルーマン回顧録 H・S・トルーマン

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アメリカ大統領としては初めての回顧録なのだそうです。
行政トップとしての回顧録は世界で初めてなのだろうか?
なんとなくイギリスのチャーチルのほうが先のような気もする。

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ヤルタ会談の後、トルーマン政権になって中華民国などと話し、ソ連の対日参戦を確約させるための交渉をしていた。

中華民国に対しては、以下のように言っている。

一、スターリンは私たちに対し、蒋介石のもとに中国の統一を図るため、出来る限りのことをする
ニ、この指導性は戦後も続くものとする。
三、スターリンは統一され安定した中国を望み、中国が満州を統一中国の一部として支配することを望む
ーー中略ーー
七、スターリンは朝鮮を中国、英国、ソ連および米国の信託統治下に置くことに同意する

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米国人は中国人に対していつも友好的な感情を持っている。
米国の宣教師、医者、教師などは中国で長年を過ごし、彼らのキリスト教的、人道的な努力は長い間、故国の人々に熱情的な支持を受けていた。

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(マーシャル・プランの)170億ドルは、膨大な金額のように聞こえた。
もちろん巨額である。
しかし第二次大戦の費用に比較してみると、少ないようにみえる。
欧州の気の毒な生活水準のための再建に投資される金は、われわれが枢軸側を打倒するために費やした額のわずか5%にすぎない。
この金額が実際に投入されても、米国の国民総所得の3%以下である。


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