千葉の農業法人「和郷園」の代表である木内博一さんの本
農業も他の産業と同様、法人化し資本の効率化を諮るべきだと私は思います。
そうした意味でこの和郷園のような法人にはがんばってほしい。
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和郷園は香港で「魚」の流通業を行っている。
東京の築地に入った新鮮な魚を空輸し、その日の夕方までに、香港のお寿司屋さんや日本食レストランに届けているのだ。
ここまで
以前、未来世紀ジパングか、ガイアの夜明けで生魚の輸出が紹介されていたが、和郷園がやっていたのだろうか。
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農業の再生に必要なことは、生産と販売・サービスを一体化させることだ。
生産者がマーケットの情報をつかみ、マーケットインの発想で生産ができるようにしなければいけない。
ーー中略ーー
別の言い方をすれば、農業に「経営」を導入するということだ。
現在は、一軒一軒の生産者が全員、社長のようなものだが、なかには社長に向いていない人もいるはずだ。
「社長向きではないけれど、農作物の生産では超一流」という職人肌の人もいるだろう。
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枝の切り落としや下草の除去などを含めた、山の浄化活動には、担い手が必要だ。
私はその担い手として、削減が検討されている国家公務員がよいのではないかと思う。
ーー中略ーー
地方を変えるには、「よそ者」か「バカ者」が必要だといわれる。
国家公務員は地方から見ると「よそ者」だから、地方を活性化できる担い手となれる。
国家公務員が地方活性化の担い手として向いていると思うのは、中央の情報を持っていて、
中央のことをよく知っているからだ。
中央の情報には、やはりそれなりの高い価値がある。
中央にいた国家公務員は、国全体の方向性を失わないように配慮しながら、地方を活性化させる案内人として、いちばん適している。
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最強の農家のつくり方 木内博一
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