著者は、日露戦争前後にシベリア・満州に渡り、諜報活動を行った人
この本は著者の自伝です。
全4巻の2冊目
前著はここ
2巻目は満州からシベリアに行くところで、面白くなってきた。
というか、これが実話なのかと思うぐらい波瀾万丈です。
だいたいは1900年の北清事変後ぐらいからで、まだ日露戦争は始まっていない。
偽名を使ってハルピンなどに行き、日本国の情報網を構築するなどすさまじい
人を仲間に引き入れるのが上手いように思える。
彼の人徳のなせる業なのか、それとも当時の時代背景から海外で肩身の狭い日本人にとっては協力することが当然なのか
それはよくわからない。
第一巻に比べるととてもおもしろかった。
↧
曠野の花 石光真清
↧