ロシア革命の主導者でソ連の初代指導者、レーニン
初めて彼の本を読んだのだが、正直な話、マルクス礼賛の部分を除けば普通に見える。
普通とは言っても、内容を肯定的に捉えるというのではなく、
別に心酔するような語り口でもないし、現代でも経済学の本でよく見かけるような内容だ。
もちろん露骨なマルクス主義を除けばだけど
フランスとドイツの寡占銀行のことが書かれている。
当時、つまり19世紀末から20世紀初めでは、フランスでは
クレディ・リヨネ
コントワール・ナシオナール
ソシエテ・ナシオナール
が紹介されている。
クレディ・リヨネは現在、クレディ・アグリコルとして
コントワール・ナシオナールは現在、BNPパリバとして
ソシエテ・ナシオナールは(おそらく)ソシエテ・ジェネラルとして現在は改編されている。
同様に、ドイツでは
ディスコント・ゲゼルシャフトとドイツ銀行が2大銀行として紹介されている。
両行は現在合併してドイツ銀行になっている。
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帝国主義論 レーニン
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