沖縄の新聞といえば、沖縄タイムスと琉球新報
朝日新聞を右翼と見なすほどの左翼新聞
その他に八重山毎日新聞があり、これも左寄り
その中に唯一保守系として上げられる八重山日報という新聞社があり、
そこの編集長である著者の本です。
数年前に、育鵬社の教科書を採用するかどうか、竹富島などを中心に勃発した事件を中心に
沖縄の反日キャンペーンを語る本です。
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戦争で起きる悲劇は当然、後世に語り継ぐべき歴史だが、授業は常に
「二度と戦争を繰り返してはいけません」という「反戦」の決まり文句で終わる。
戦争や軍事を思い起こさせるものは、すべて悪だという思想である。
私は10年以上、八重山の「平和教育」を取材してきたが
「戦争はなぜ起きたか」
「戦争を起こさないためにはどうすればいいのか」
「もし起こってしまったら、住民はどう対処すべきなのか」
ということを考えさせる授業に、ただの一度も出会ったことがない。
子どもたちに戦争への恐怖、もしくはトラウマを植え付けることだけが
「平和教育」ではないかと疑ったことさえある。
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日米両政府は、オスプレイは安全だと主張している。
八重山では、尖閣諸島の防衛に向け、機動性や輸送力で従来のヘリに優る
オスプレイ配備に期待する声もある。
しかし県紙は
「植民地の住民が仲間割れしていれば、
宗主国はさも善意の第三者であるかのように装って君臨できる。
米国にも日本政府にも、そのような顔をさせないことが肝要だ」
(琉球新報社社説)と、オスプレイ配備に理解を示す「異論」を完全に封じている。
ーー中略ーー
沖縄タイムスは2012年11月11日、「沖縄は緊張を望まない」という社説を掲載した。
「尖閣問題は、一部メディアによって在沖米軍基地の維持強化を図る論理に利用されている。
在沖米海兵隊が県外へ移転すれば中国は尖閣領有に傾く。
だからオスプレイの普天間配備も必要との論だ。
こうした認識は地元の八重山住民にも浸透しつつある。
(略)米国との同盟強化一辺倒の姿勢では、尖閣問題の平和的解決は遠のくばかりである。
今こそ冷静に、真の地元益を見据える必要がある。」
驚いたことに同紙の2012年重大ニュースに尖閣問題は入っていない。
国有化や中国公船の領海侵犯があったにもかかわらずである。
(ここ参照)
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国境の島の「反日」教科書キャンペーン 八重山日報 仲新城誠
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