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教科書検定の歴史 日教組「採択基準」を策定

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前回のつづき


数年にわたるこうした工作の後、1955年6月16日、
日教組は教科書展示会を前にして、教科書の「採択基準」を全国に指示した。
そのなかの、「歴史的な面から」と題されたパートでは、
次のような15項目の評価基準が示されている。

一、時代区分が政権の所在によってなされているようなことはないか
二、社会の発展が法則的に示されるような時代区分がされているか
三、神話が超国家主義に結びつくような形で取り扱われていないか
  (神話は取り上げないほうが望ましい)
四、古代の遺跡がその社会において取り扱われているか。
五、貴族政治(とくに摂関政治)が天皇制の一環であることの説明がされているか
六、武家政治の本質が庶民の生活との関係において述べられているか。
七、建武の中興や南北朝において時代の影響を考えることなく、楠木正成を一方的に賛美しているようなことはないか。
八、一揆についての史実が取り上げられているか
九、明治維新を王政復古としていたり、尊皇攘夷を賛美したりする一方、
  それによって日本の近代化が十分に果たされなかった事情をおろそかにするような
  説明がなされていないか。
十、大陸に対する侵略について軍国主義時代の考え方が反省されているか
十一、米・ソ両国について先入観を植えつけるような取り扱いはないか
十二、新憲法が明治憲法を否定する立場から取り上げられているか
十三、武士道の道徳(質実・質素・献身・忠誠などの道徳)が近代的に装飾されて出されているよなことはないか
十四、愛国心が、滅私奉公・尽忠報国のようなかたちで出されていないか。
十五、家族主義の道徳が伝統的な美風としてとかれたり、それを社会道徳にまで拡大したりしていないか

教科書採択の真相 かくして歴史は歪められる」 藤岡信勝 より

この基準を見ると、「なるほど、学校で習った歴史だな」、と思います。
そもそもなんで一組合である日教組が採択基準を決めてるんだろう


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