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大人の宇宙図鑑 ナショナルジオグラフィック

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宇宙技術の過去から未来までの図鑑

残念なことは、中身がほぼすべて”CG"であって写真ではないこと
なんでNASAなどの写真が使われないんだろう、ってページをめくるたびに不満を覚えました。

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軌道上の宇宙工場では何が生産されるのだろうか。
宇宙で作るほうが有利な条件がいくつかある。
一つは無重力の環境だ。
正確に言うと、地上で感じられる重力の10億分の1程度の微小重力環境である。
この環境を活かせるのは、まず結晶の生成だ。
微小重力環境では結晶がより大きく成長する。
また発泡金属の製造にも微小重力を活用できる。
とけた金属の中に気泡を吹き込むと強度を落とさずに軽量化できる。
地上では表面付近に気泡が集まってしまうが、宇宙では気泡が均一に分散する利点がある。


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宇宙開発の技術は、CTスキャナー、MRI(核磁気共鳴画像)装置、腎臓透析装置、
心臓ペースメーカーなど、現在私達が当たり前のように利用している
多くの医療器具や診断装置の開発に、さまざまな形で貢献している。


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地球と月の近くの空間に「ラグランジュ点」と呼ばれる地点が五ヶ所存在する。
これらの点が理論的に存在することを、
フランスの高名な数学者ラグランジュが18世紀後半に示した。
ラグランジュ点では地球と月の重力が打ち消し合い、物体はその地点にとどまる。
ラグランジュ点L1は、地球と月を結ぶ直線上で、月よりの場所に位置する。


このL1地点は、巨大な宇宙ステーション、
スペースコロニーの建設場所として理想的だと考えられている。

ここまで
なんか、ガンダムのスペースコロニーを思い出した。

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ケプラー宇宙望遠鏡が2009年3月に打ち上げられ、地球型惑星の探索が大きく前進した。
ドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーにちなんで名づけられたこの望遠鏡は、
太陽系外で生命が存在する可能性のある惑星を探索する。

これまで発見された太陽系外惑星の大半は、その大きさが木星以上だった。
ケプラー望遠鏡が探すのは、その30分の1から600分の1という小さな惑星である。
惑星が恒星の前面を通過する際に、
恒星の光がかすかに減る(地球サイズの惑星で約0.01%)現象を観測する。
宇宙の一画を三年半に渡り観測し続ける予定だ。
非常に広い視野を持つケプラー望遠鏡は10万個以上の恒星を同時に監視し、
わずかな光度変化を30分ごとに測定する。

ハッブル宇宙望遠鏡の後継機となるジェームズウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)は、
はるかかなたの銀河を観測し、ビッグバンから太陽系の形成まで、
宇宙の進化を解き明かそうとしている。
2014年に打ち上げが予定されている(現在は打ち上げは未定になっている)JWSTは、
主鏡の直径が6.6mでハッブルの2.5倍もある。
設置予定地点は、地球と太陽の重力が釣り合うラグランジュ点L2で、
地球からは150万km離れている。


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