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連立政権の組み直しか

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1月6日の産経新聞で、阿比留瑠比 編集委員が新年の初夢と題して
「こんなことが起きるんじゃないか?」という内容の記事を出していた。

内容は、自民党と公明党が集団的自衛権の解釈を巡って決裂し、
公明党の代わりにみんなの党が政権に加わる、というものです。
もちろん、この記事は阿比留記者の「夢」に過ぎない。

しかし、あながち夢とも言えず、現実的になりつつもある。

みんなの党の渡辺喜美代表は1月4日に、
「連立の組み替えが起きるかどうか分からないが、その時にみんなの党はこう考えるという答えを用意しておく必要がある」
と発言している(ここ
みんなの党は機会があれば政権に加わりたいと考えているのは間違いない。

問題は、自民党だ。
自民党が公明党となかなか離れられないのは
自民党と公明党はなぜ連立を組むのか
で言及したように、
選挙活動における人手不足
に他ならない。
ビラまき、電話など選挙には人手がかかるもの
こうしたものに、公明党の支持基盤である創価学会の人たちの助けを得ざるを得ない状況だからです。
この弱みを握っているからこそ、公明党は自民党単独で過半数とれているにもかかわらず、
ちょっかいを出してくるのです。

しかし、昨年末、こんな記事がでた。
自民党の党員を現在の70万人から120万人に増やそうとしている
という。
自民党が支持基盤を厚くしようとするのは当然の行動であるが、
倍近くに増やすというのはいささか大きな目標に見える。
支持層を増やす必要性が生まれつつある、
つまり公明党からの自立を行おうとしているのかもしれない。


現在の保守であったり、なんとなく自民党を応援している人の中には、
公明党とくっついているがために自民党をおおっぴらに応援することができない人が多いでしょう。
公明党と袂を分かてば、50万人増も夢ではないかも知れない。
逆に言えば、今の状況のままで50万人も増えるなどありえないだろう。

とすると、私も自民党と公明党が連立を解消する日も近いのではないか、と思ってしまう。
思えばすでに10年以上も連立を行っており、そろそろ関係を見直す時期に来たと思う。
以前と異なり、保守色のグッと強まった政権において、
政策的に相容れないものが非常に増えてきたからです。

特に、自民党の議員達は次の大型選挙まで3年もあると思えば、
今ここで解消しても3年もあれば、党員を増やすことができ、
「次の選挙までに態勢は整う。
公明党の助けがないと当選しない人は別の人と入れ替える。」
と考えてもおかしくはないのではないだろうか。

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