- 小松左京全集完全版 (12)/城西国際大学出版会
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以前読んだ「日本、買います」で小松左京さんの「日本売ります」が参照されていたので借りてきました。
図書館には全集しかなかったので、面白そうなのをいくつか読みました。
＜日本売ります＞
得体のしれない人が話しかけてきて、多額の報酬と共に日本を買い漁り、
最終的に日本全土を買い占めてしまう、というお話
その購入の際に、すぐ売らなくてもいいけど、売るときは私に売らなければならない、
というような契約を結んだりしていて、妙にリアルでした。
この買い手が中国に見えてきて怖いです。
最終的にはこの買い手は宇宙人で、日本だけ宇宙に持って行ってしまうのです。
＜卑弥呼 邪馬台国始末記＞
未来の人で、タイムマシンを発明したので、
卑弥呼や邪馬台国がいったいどこにあったのかを探しに行く、というお話
これがなかなかおもしろい
おそらく小松左京さん自身が魏志倭人伝を読んだのでしょう。
その中の細かい部分を本の中で再現させ、臨場感があるのです。
その中で主人公たちは当時の彼らに接触してしまい、
タイムパラドックスをお越し、それが歴史に影響を与えてしまう。
その歴史とは・・・・
見てのお楽しみです。
