現代のベトナム共和国創始者のホーチミンさんの伝記
ホーチミンは、南北問わず、ベトナムでは尊敬されている。
この本は、以前ベトナム関係の本でホーチミンに関わる本でこれを超えている本はない、と書かれていたので借りてきた。
ホーチミンは、若い頃は名前がコロコロ変わります。
だから、本を読んでいて混乱してしまいます
ホーチミンは若いころ、船の船員としてアルバイトしながら、フランスに移り住むようになる。
この本を読んで、ホーチミンが国民に愛されている理由がわかりました。
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１９４５年３月９日から３ヶ月か４ヶ月の間、ホーチミンの同志たちは、彼に決起を促していた。
フランスの植民地主義者は日本の軍国主義者の手で一掃されていた。
しかし、ホーはインドシナに関する限り、両者の力関係は逆ではあったが、
世界全体としては枢軸側の敗北によって、日本の置かれた状況は不利であることを認識していた。
ともかくインドシナでも、日本の力が弱まる時期を待たねばならない。
しかし、フランスがその後立ち直る前に、決起しなければならない。
ーー中略ーー
１９４５年８月１０日、広島に原爆が投下されてから４日目に、
ホーチミンは病後の回復がまだ完全ではなかったが、タイグエン省のタンチャオに
「臨時人民代表大会」を招集した。
ーー中略ーー
そして大会は、８月１３日「ベトナム解放民族委員会」を組織することを決め、
「連合軍側が復帰する前に、日本のファシスト勢力から権力を奪うこと」を決断した。
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１９４５年９月、彼（ホーチミン）は「我が子らへ」とか「老人たちへ」とかの名で広く人民に呼びかけている。
「我が子らよ、今日から、私達は、ベトナム民主共和国の最初の学年に入ります。
あなたがたの父親も、兄さんたちも知らなかった幸福が味わえるのです。
８０年にわたる外国への隷属は、私達の祖国をすっかり弱めてしまいました。
しかし私達は今、祖先から受け継いだ遺産の価値を高め、世界の他の国に対する立ち遅れを取り戻さなければなりません。
ベトナムに栄光が訪れ、ベトナムの人民が、世界の五つの大陸の他の人民と同じように、
名誉ある地位を占めることが出来るでしょうか。
それはひとえに、あなたがたの学習の努力のいかんにかかっているのです」
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ポール・ミュス「ベトナムー戦争の社会学」によれば
ホーチミンは
「中国人の糞を一生食らうよりは、フランス人のを、暫くの間、嗅いでいたほうがまだましだ」
と言ったという。
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ホーチミンの「選集」の中で独立宣言（１９４５．９．２）の次の文章
わたしのかわいい子どもたち。
今日は中秋のお祭りです。
あなたたちのお父さんやお母さんは、ちょうちん、太鼓、爆竹、花、そのほかたくさんのおもちゃを買ってくださったでしょう。
あなたたちは本当に幸せですね。
・・・あなたたちは楽しく遊んでいます。
そしてあなたたちのホーおじさんも一緒に楽しんでいます。
どうしてだかわかりますか。
何よりもまず私は、あなたたちが大好きだからです。
それから次に、去年の仲秋のお祭りの時には、私達の国は抑えつけれられていて、
あなた達はまだ小さな奴隷でした。
しかし、今年ベトナムは自由を取り戻し、あなたたちは独立した国の若い主人になったのです。
今日は好きなだけお遊びなさい。
でも明日は、一生懸命勉強して下さい。
あなたがたはベトナム語のアルファベットをみんな知っていますか。
知らない人はおぼえてください。
来年の仲秋のお祭りには、子供とお年寄りが一緒に楽しめる行事をすることにしましょう。
あなたたちはどう思いますか。
今年はあなた達に何もあげることができません。
ですから私はあなたたちにやさしいキスを贈ります。
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ベトナムの星 ジャン・ラクチュール
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