15世紀の李氏朝鮮の官僚が日本に訪れた時の紀行文
この時代、日本の風俗はかなり奔放なのがわかる文がいくつか見られる。
そこでは、遊女、つまり売春婦が、道端のお店の近くにたむろし、
道行く人を誘惑する場面が存在する。
他に、この時代の日本の服はわりとカラフルなものがあるのだが、
李氏朝鮮ではカラフルな服は幼児のものであり、大人は白衣を着るもの、という風習があったので、
そういう対比をしている文も見られる。
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日本の法、童男女寺に上がりて髪を削らず、僧衣を着して肉を喫う。
日本の仏教ではなぜか肉が食えることを指摘しているわけですね。
ここでは、童、つまり子供の僧は頭を剃らないことにも言及している。
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老松堂日本行録 宗希環
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