「経済財政運営と改革の基本方針2014（仮称）」骨子案発表

新成長戦略の骨子案なるものが発表されました（ここ）

見ればわかるけど、何もないに等しい。

株価が上がらないのもわかります。

新産業を勃興させるような、そんな期待を持たせる文言がないのです。

せいぜい、規制緩和でイノベーションを生みましょう、ぐらいの文言です。

現在の成長戦略は、残念ながら既存の産業を成長させていくことはあっても、
新しい産業を爆発的に拡大させるには至らないように思えます。

宇宙産業、防衛産業、エネルギー産業など日本が重点的に行うべき産業はいくらでもあります。
もちろん、最近発表した農業改革によって農業が発展する可能性はあります。
でも、明らかにまだまだ足りないと思う。

この新産業の勃興こそが重要な施策だと思う。
そして、それを行うための強いリーダーシップ、税制優遇などは必要不可欠であり、
優秀な人材が新しい産業に流れていくような施策も必要なのだと思う。

すべからく全てを上げようとするのではなく、何を重点的に国として発展させていくのか決めるべきだと思う。
「集中と選択」です。
もちろん、自由主義国・資本主義国ですから、
選ばれなかったからといっても発展しないわけではなく、潰れるわけでもない。
不公平だ、などという声はどんな施策をとろうが、出てくることなので無視して突き進むべきです。