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参議院選挙を振り返って

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昨年末の衆議院選挙と比べると、結論は完全に見えていたのと、
体制が変わらないことから、個人的にはあまり盛り上がりませんでした。

野党が自滅していった結果、当然のごとく自公の圧勝に終わった今回の参議院選挙

そんななか、私が注目していたポイント
1.社民党が改選議席ゼロになるかどうか
結果として2議席から1議席へと、前回より数が減りましたが、
残念ながら政党要件はまだしぶとく残っています。
まあまあ満足です。
 
2.山本太郎が落選するか
たいへん、たいへん残念ながら中核派と関係のある議員が当選してしまった。
今回、都民には本当にガッカリです。
ヘタすると日本で一番政治に関心がない都道府県なのかもしれない、と思いました

選挙も終わったことだし、マスコミもそろそろ中核派のことをボチボチ解禁してもいいのではないのでしょうか?
いい方に捉えれば、これによって中核派という組織を知らない人が知るきっかけを作った、
あるいはこれから知るようになる、という意味では意義があったのかもしれない。
そしてなぜ新左翼に対する日本人(おそらくヨーロッパも?)の意識が薄いのか
疑問に思うきっかけになるのかもしれませんね

いずれにせよ、一名だけでは国会では何もできません。
委員会での発言もできないでしょうし
よって、どの党が触手を伸ばすのか興味がわきます。
共産党はさすがにわかっているから伸ばさないでしょう
社民党が党員欲しさに協力を申し出れば面白いですね

3.維新の会がどこまで議席を伸ばせるのか、落とすのか
 やはり、議席数は伸ばしたものの、衆議院選挙の時の勢いは完全に無くなってしまいました。
中山恭子議員に私は比例では投票しましたので、当選しただけでも良かったです。

4.みんなの党がどこまで議席を伸ばせるのか
 みんなの党も票を伸ばしたものの、こちらも衆議院選挙、都議選のような勢いはありませんでした。
 参議院の議席こそ、改憲派の議席が欲しいのに・・・
 維新の会と合体しなくても、せめて選挙区の融通ぐらいしたら多く当選したはずなんですがね

5.共産党がどこまで席を伸ばすのか
 こちらも票を伸ばしたものの、都議選のような勢いはなかったです。
やはり、全国で見れば都民よりはきちんと考える人が多い、ということなのでしょうか

6.民主党岡崎トミ子が落選するか
 落選してよかった。
 2人区だったと知ってびっくりしましたが、みんなの党が頑張ったおかげで無事落選

===============

さて、今後はとりあえず一年は経済政策であったり構造改革に邁進することでしょう。
憲法改正には、18歳からの投票を許可するか否かの法改正も必要であり、
かつ国民投票をどのように「実際」行うかの準備期間も必要です。
なにより、違憲状態の現衆議院議員に正当性がないこともあるため、
安倍政権のうちに、96条の改正が行われればよし!という心構えで私はいます。

近々での注目はやはり、内閣改造です。
菅官房長官
麻生財務大臣
古屋拉致担当大臣
下村文部科大臣
新藤総務大臣
谷垣法務大臣
小野寺防衛大臣
稲田規制改革担当大臣
はそのまま残してほしいところです。

秋の臨時国会では、
通常国会で流れてしまった生活保護法改正
幹部公務員の人事を決める内閣人事局の設置
消費税UPをするのか否か
抜本的な成長戦略見直し
が個人的な関心になります。

国際関係としては、
中韓との首脳会談をいつ行うのか
それに向け、今年は8月15日の首相の靖国参拝を見送るのか
(首相が参拝したから首脳会談はやらない、と相手に言い分を与えるのを避ける可能性はある)
タックスヘイブン税制対策を国際的にどう協調していくのか
中国の経済不況を、どう国際的に乗り切るのか
TPP交渉の行方
が個人的な関心事です。

政局としては
自民党内から安倍さんの足を引っ張る輩がぞろぞろ出てくるのにいかに対応するのか

衆議院の違憲状態の最高裁判決はどうなるのか

安倍政権があと最低3年は続きそうで、
選挙対策がなくなることから、
国民に直結する政治に集中できるので、
今後も目が離せません


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