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六ケ所原電PR館へ行ってきた

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六ケ所村は処理済み核燃料のサイクル施設として有名です。
ここのPR館に7月20日、行ってきました。


事前に予約し、係の人に説明していただきました。
最初は1時間の予定でしたが、1.5時間ほどになりました。

現在、原子燃料サイクル施設は運転していません。
それは、3.11後の新策定基準の審査を通さなければ行けないからなのだそうです。

ただ、現実にはこのサイクル施設が稼働してもまだ完了ではない。

原子力発電所で使い終わった核燃料には、ウラン238と、プルトニウム、少ないながらウラン235、その他で構成されています。

このリサイクル施設では、各物質を分離するという作業を行います。
でも、分離しただけでは次に使えません。
通常の核燃料はウラン235が5%程と残りがウラン238で構成されているが、
MOX燃料というのは、プルトニウムが8%ほどで、残りをウランで構成させたもの

使い終わったとされる使用済み核燃料を再利用できる、というメリット
数万年という半減期のプルトニウムをMOX燃料で使用することで別の物質に変化させ、半減期が30年ほどになる、というメリット
などが存在します。

MOX燃料の生成する材料は、サイクル施設でできますが、
これだけではMOX燃料を作成することができない。

そこで、このサイクル施設の隣にMOX燃料工場を建設中です。
2016年だったと思いますが、完成予定だそうです。

なので、仮にサイクル施設が稼働してもMOX燃料が作成できないのです。


これがPR館




これが施設の見取り図



もともとここは、石油コンビナートとして開発される予定の地だったそうです。
ただ、数度にわたる石油ショックによりその計画は頓挫され、広大な土地が余っていました。
現在も昔ながらの石油備蓄基地があります。



近年になって、様々な次世代エネルギーに関する施設を設置しようという
「次世代エネルギーパーク」を設置することになりました。

このサイクル施設以外にも、太陽光発電、風力発電、核融合エネルギー研究開発
などなどが行われています。

青森県の風力発電所の位置




これは、トヨタの関連会社による種苗工場
発電によって出る熱を利用しているそうです。



つづく




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