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潜在主権と沖縄・小笠原諸島返還

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岸の”叛骨”の血が騒いだ。
彼はこのとき、少なくともわが国に沖縄の”潜在主権”があることを認めさせようとするのである。
現在の竹島や尖閣諸島、北方四島などの領土問題にも通じるので、ここで少し詳しく解説しておきたい。

潜在主権を理解するためには、まず施政権との違いを理解しておく必要がある。
施政権とは、立法、行政、司法の全権を持ち、自国の法令を適用することが出来る権利のことである。
そして岸の目指した潜在主権とは、他国が施政権を行使している地域に対し、
潜在的に有する主権のことであった。

アメリカが当面施政権を行使するのは仕方ないとして、沖縄と小笠原諸島は本来日本が主権を持つ地域だと認めさせようとしたのである。

叛骨の宰相 岸信介」 北康利 より

これは、政治的にあるいは外交的に使えそうな考えですね
竹島・北方領土に適している


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