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道徳の特別教科格上げについてのパブリックコメント

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文部科学省が道徳の特別教科格上げについて、パブリックコメントを求めています。

期限は3月5日までとのことですので、みなさんもぜひ意見を出してはいかがでしょうか。
あくまで個人的な意見ですが、イデオロギーばりばりの意見を出しても人を説得することはできません。
どのような文にしたら人の関心を得られるのか、共感を得られるのかについて考えたほうがよいと思います。

私が出したコメントは以下

現代は科学が進歩し、学ばなければならない知識が増えてきました。
しかし、だからといって心の教育をないがしろにしていいとは全く思いません。

現在は特に世界が不安定化してきて、日本社会も教育のひずみのせいではないか、と疑われるような凶悪犯罪も多発しているようです。

今こそ、道徳教育をより重視することで、心を豊かにする必要があるのではないでしょうか。
今後はより一層共働きが促進され、社会が子どもを育てる役割がこれまで以上に必要になってきます。
たしかに、昔は家庭内で心の教育が行われてきたかもしれませんが、
夫婦ともに仕事が忙しくなったり、家庭が多様化してきたこともあり、
そうした教育に対しての役割を学校が担うようになっていくはずですし、
そうでなければ女性の社会進出も長い目で見て悪影響を及ぼしかねません。

ぜひとも道徳を特別教科にするだけでなく、教師にも心の教育についての責任を再認識していただけるようお願いします。

それと同時に、教師に負担がかかることが懸念されるため、
教師の待遇(金銭的、非金銭的)の改善も急務かと思いますし、
社会に対し、あからさまに教育の責任を学校に押し付ける風潮も是正するべきだと思います。
少なくとも心の教育についての第一義の責任は家庭にあるべきだと思うからです。

矛盾するようではありますが、家庭に対しては言葉としては子どもに対する責任を訴えかけると同時に、
学校教育によって子どもの教育をサポートする、という立場であってほしいのです。

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