図解雑学　ギリシア神話

ギリシア神話を知ろうと思って、この本を借りてきた。

初めてギリシア神話に関する本を読んでみたが、わりとわかりやすくていい。

大地の神、ガイアはギリシア語
その子どもになる天空の神、ウラノスはウランの語源

ウラノスとガイアの子はティタン神族と呼ばれるが、ティタンは客船タイタニックの由来

ウラノスとガイアの子、というかウラノスの血から生まれた子の一人、ギガスはジャイアント（巨人）の語源

ティタン神族の一人、クロノスはローマ神話においてサトゥルヌスで、英語ではサターン（Saturn)、土星の名前

ティタン神族のクロノスとレアの子であるゼウスはローマ神話ではユピテルと呼ばれる。
英語読みでジュピターと呼ばれ、木星の名として使われる。

ナイキ（NIKE)は勝利の女神ニケ（Nike)に由来する。

ゼウスの妻ヘラはローマ神話のユノ（Juno)、英語読みではジュノーと同一とされる。
６月、Juneはヘラの月で、ジューンブライド（６月の花嫁）が幸せになれるという言い伝えは、結婚の女神ヘラに由来している。

ゼウスの兄である海神ポセイドンはローマ神話でネプトゥヌス（Neptunus）、英語でネプチューン（Neptune)とされ、海王星の名として使われる。

火の神ヘパイストスは、ローマ名ウゥルカーヌス（Vulcanus)であり、
ボルケーノ（Volcano)、火山の語源となっている。

愛の神エロスはローマ神話ではアモル、あるいはクピドと呼ばれ、英語ではキューピッドとなる。
元々は美しい青年の姿だったが、どんどん幼年化していき、赤ん坊のようになっている。

ディズニーなどでおなじみの「美女と野獣」は、原型は愛の神エロスと人間の王女プシュケの物語

純血の女神アルテミスはローマ神話ではディアナ、Dianaと同一視され、英語読みではダイアナとなり、女性の名前として一般的

ゼウスの息子ヘルメスはローマ神話では商業の神メルクリウス（Mercurius)と同じで、
英語では水星の名前でもあるマーキュリー（Mercury)と呼ばれる。
フランスの有名ブランドエルメスはもともと旅行用のメーカーで、社名はこのヘルメスに由来する。

古代ギリシャ人はアトラス（Atlas)は西の果てにいると考えた。
そのため彼の名はAtlantic Ocean（大西洋）の語源となった。
またアフリカ北西部に連なるアトラス山脈もかれの名にちなんでいる。

ミノタウロスを倒したテセウス、の父であるアイゲウスは、あまりにもテセウスの帰りが遅く、
死んだと思って海に身を投げる。
その海はアイゲウスの海＝エーゲ海と呼ばれるようになった。

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