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図説 宇宙工学

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JAXA監修の本

私のような素人向けというよりは、こういう分野を目指す大学生以上をターゲットにしていると思われる。

本の最初3分の1までは、概要であったり、宇宙条約などの話もあるのだが、
途中からは数学満載でした。
私の興味は概説にあったので、読みたいところだけ読みました。

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宇宙条約
第5条では、宇宙飛行士を「宇宙空間への人類の使節」とみなし、宇宙飛行士の緊急着陸の際の援助と本国への送還を加盟国に義務付け

救助返還協定
第5条で、宇宙物体が落下した場合には、当該加盟国は打ち上げ国と国連事務総長に通報するとともに、打ち上げ国の要請により実行可能な範囲での回収措置、打ち上げ国への引き渡しを行う。

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ロケット燃料のロケット全体に占める質量比は89%なのだそうだ。
自動車で10%以下、航空機で60%程度
この資料によると、缶ビール350mlのビールの飲み物が全体に占める割合が95%というから、ロケットがどれだけ燃料でしめられているか想像に難くない。


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これは、現状確認されているスペースデブリ(宇宙上の人口物体)をCGで表現したもの



これまで認識された(カタログされた)総数は35000個程度で、そのうち20000個程度は既に大気圏に落下していて、残りの15000個ほどが軌道上に現存する。
この15000個には実際の衛生などが900個あり、
実際のゴミが14000個ほど
これにカタログされていない1~10cm未満のものが数十万個
1cm未満のものが数百万個あるようだ

LEOでは、何も対策をたてないと、100年後に10倍ほどに増えるという試算もある。



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