憲法9条に反対する方の意見は様々ありますが、
およそ以下の意見に集約されることが多い
1.徴兵制になる
2.憲法改正により「戦争ができるようになる」
という意見になり、最終的には「軍国主義」になると言っている。
彼らの言う「軍国主義」の定義はよくわからないが、
その条件となる上の2つの項目を見てみたい。
主要政党で憲法9条改正に賛成している政党では、
第1項の平和条項には基本的に変更はない。
実際の変更は9条第二項である。
基礎知識編で述べたようで、世界で9条第二項の精神を掲げている国は存在しない。
つまり、9条第二項を変更しただけで軍事国家となるのであれば、
世界中の国家が軍事国家ということになってしまう。
さすがに9条変更反対派もそこまでは言わないでしょう。
よって、彼らの言う「軍国主義」の条件は「徴兵制」である。
徴兵制のある国は軍国主義だ、と言っている。
徴兵制のある国は軍国主義だ、と言っている。
まず、日本で「徴兵制」が始まるわけないのだが、そこは少し置いておき、
世界で徴兵制が実質残っている有名国は
韓国、北朝鮮、イスラエル、シンガポール、スイスなど
よってこれらの国は彼らの言う「軍国主義」なのである。
9条改憲反対派で軍国主義をよく言う人は、
韓国、イスラエル、シンガポール、スイス
のことを言う時には「軍国主義」がどういう国か理解させるためにも
「軍国主義」を付ける必要があるだろう。
軍国主義韓国、軍国主義スイスなどと
なぜ、日本では「徴兵制」などありえないのか
日本では、男女平等です。
ですから、徴兵制が始まるなら男女平等に徴兵されるだろうし、
そうでなければ、フェミニストが声高らかに非難するでしょう。
仮に20歳の男女を徴兵したとしましょう。
想像しましょう。
彼らに20km行進とかできると思いますか?
想像出来ますか?
へばる人が多すぎてむしろ戦力低下です。
たかだか2年程度訓練された所で、使い物にはなりません。
むしろ最近では無人偵察機・無人兵器の方が注目されているぐらいですから、
人間の数はあまり必要ありません。
よって、日本で徴兵制が始まるなど考えられません。
想像するのも妄想するのも勝手ですが、もっと現実を知ってから妄想に勤しんでください。