日本古来の数学である和算に興味があって借りてきたのだが、
この本2ページ見開きで小テーマを解説する本で、
正直面白くなかった。
もう少し物語調に書いてくれる本を探したいと思う。
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農耕は人々の生活の糧であり、生命を維持するためには必要不可欠な行為である。
そのため、いつ種をまけばよいのか、それらはいつ収穫できるのかなどが求められるようになり、
季節の移り変わる周期を知るための手段が考えだされていった。
ここまで
つまり、農耕文化が暦の発生を決定づけた、ということですね
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日本が太陽暦を突如採用した理由
本当の理由は、明治政府の財政難を切り抜けるというところにあった。
明治維新以降、明治政府は江戸時代の旧態依然とした体制を転換させるべく、
相次いで新政策を実施したが、それによって政府の財政は危機的状況に陥っていた。
そんな折、明治6年の暦を見た政府要人は驚いた。
明治6年には閏6月があり、1年が13ヶ月になっていたからである。
明治政府は明治4年に官吏の俸給を年俸制から月給制に変更していたため、
明治6年は月給を13回支払わなければならなかった。
そこで参議大隈重信が打ち出した妙策が、太陽暦への改暦だったのである。
こうすることで明治6年閏6月の給与はおろか、
明治5年12月分の給与も支払わなくて済むようになる。
実際、明治5年の9月頃までは改暦はまったく計画されておらず、
10月にはすでに翌年の暦の販売が開始されていた。
これらを鑑みると、いかにこの改暦が唐突なものであったのかがよくわかる。
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