日蓮宗の開祖、日蓮の書です。
この、立正安国論がきっかけでときの政権などに非難されて流罪にあった、というもの
読んでみて思ったが、正直、当時は流罪にあってもおかしくないな、と思う。
あれだけ他宗派や当時の政府などを批判されては、鎌倉政権も捨ててはおけないだろう。
当時、別に信仰の自由があったわけでもないですからね。
言っていることがかりに正しいのだとしても、それを世に問う場合は伝える方法は考えなければならない。(説得を目的とするならば)
これは、宗教であれ、そうでなくても、です。
もちろん、一般の方には共感する方も多くいたことでしょう。
だからこそ、今も多くの信者がいるのですから。
=================
中国の歴史的事実を見て、今の日本国の現実と照らしあわせて考えてみますと、
法然は後鳥羽上皇の建仁年間に活躍した人であります。
後鳥羽上皇が承久の乱によって隠岐の島に配流されたことは眼前の事実であります。
念仏が国に災難をもたらすということは、中国にその実例があり、日本にもその証拠が顕れています。
貴殿は疑ってはいけません。
怪しんではいけません。
近年の打ち続く災難を除くためには、何よりもまず念仏の凶を捨てて、法華経の善に帰依し、
災難の根源である念仏を断ち切ることが肝要です。
ここまで
この理論が正しいとすれば、世の中の全ての宗教は否定されなければならないだろう。
現実にどの世界にも争いは絶えないのだから。
私はどうも、こういう飛躍した理論にはついていけない。
===============
こうして新興二宗(禅宗、浄土宗)は強い勢力を持つようになり、
既成の南都・北京の八宗の寺領はすべて奪い取られ、正しい仏法は滅びてしまったのです。
そのために日本国を守護する天照大神や八幡大菩薩を始め、比叡山主語の山王七社などの神々は、正法を食することができず、守護の力が衰えたからでしょうか、
日本の国を見捨てて本国に去ってしまわれたのです。
ここまで
こういう文章があるということは、当時天照大御神などの神々が日本を見捨てた、という噂というかそういう考えが広まっていた、ということなんでしょうか?
この、立正安国論がきっかけでときの政権などに非難されて流罪にあった、というもの
読んでみて思ったが、正直、当時は流罪にあってもおかしくないな、と思う。
あれだけ他宗派や当時の政府などを批判されては、鎌倉政権も捨ててはおけないだろう。
当時、別に信仰の自由があったわけでもないですからね。
言っていることがかりに正しいのだとしても、それを世に問う場合は伝える方法は考えなければならない。(説得を目的とするならば)
これは、宗教であれ、そうでなくても、です。
もちろん、一般の方には共感する方も多くいたことでしょう。
だからこそ、今も多くの信者がいるのですから。
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中国の歴史的事実を見て、今の日本国の現実と照らしあわせて考えてみますと、
法然は後鳥羽上皇の建仁年間に活躍した人であります。
後鳥羽上皇が承久の乱によって隠岐の島に配流されたことは眼前の事実であります。
念仏が国に災難をもたらすということは、中国にその実例があり、日本にもその証拠が顕れています。
貴殿は疑ってはいけません。
怪しんではいけません。
近年の打ち続く災難を除くためには、何よりもまず念仏の凶を捨てて、法華経の善に帰依し、
災難の根源である念仏を断ち切ることが肝要です。
ここまで
この理論が正しいとすれば、世の中の全ての宗教は否定されなければならないだろう。
現実にどの世界にも争いは絶えないのだから。
私はどうも、こういう飛躍した理論にはついていけない。
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こうして新興二宗(禅宗、浄土宗)は強い勢力を持つようになり、
既成の南都・北京の八宗の寺領はすべて奪い取られ、正しい仏法は滅びてしまったのです。
そのために日本国を守護する天照大神や八幡大菩薩を始め、比叡山主語の山王七社などの神々は、正法を食することができず、守護の力が衰えたからでしょうか、
日本の国を見捨てて本国に去ってしまわれたのです。
ここまで
こういう文章があるということは、当時天照大御神などの神々が日本を見捨てた、という噂というかそういう考えが広まっていた、ということなんでしょうか?
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