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台湾問題 中国と米国の軍事的確執 平松茂雄

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台湾問題といっても完全に軍事に特化していてあまり入っていけない。

前総統の陳水扁総統は総統になる前は、台湾の独立について、公民投票、日本でいう国民投票で民意を問おうという趣旨のことを言っていた。
しかし、中国から猛烈なプレッシャーがあったのだろう、このことは総統になってからは発言していない。

2005年5月20日陳水扁総統は就任演説で、
「中国が武力を発動することがない限り」という条件付きで、
①独立を宣言しない
②国号を変えない
③二国論を憲法に入れない
④統一か独立かといった現状の変更に関する公民投票をしない
⑤国家統一綱領や国家統一委員会を廃止しない
ことを約束した。
―ー中略ーー
陳総統は、「公民投票」を実施しないことを明言したのではなく、
中国が軍事力を発動する意図がある限り、「公民投票」を含む中国の意図と対立する諸政策を発動する可能性を残しておいたのである。

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