反進化論講座　ボビー・ヘンダーソン

この本はかなり笑える
アメリカのキリスト教原理主義者がいう、反進化論の論拠が成立するならこっちのほうが！という大爆笑の本
世の中はスパゲティの触手を持つモンスターが創造主として私たちを導いている、という反進化論信者を完全におちょくっている
ついでにトンデモ科学に騙されなくなるかも

反進化論信者は怒り狂うかもImage may be NSFW.
Clik here to view.

ちなみに、アメリカでは州によっては本当に反進化論を教えていて、
見れば完全に聖書の創世記のことなんだが、彼ら曰く、ID（インテリジェント・デザイン）と呼んで科学として教育しているのだから本当にどうかしているとしか思えない。

恥ずかしながら、私はこの本を飛行機の機内で読んで声をあげて爆笑してしまった。
（しかも、夜間に…）

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝


もし「カモノハシ」の形質の適応性が高いことを説明できるとすれば、カモノハシがほ乳類では地球上で唯一くちばしを持つ理由を説明できるはずだ。

ここまで
カモノハシがほ乳類とは知らなかった。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

この著者は、ギャグとして、人類の祖先は海賊だった、と言っている。その前提で
（以下、「誤り」欄こそが真実で、「真実」欄はジョークです）

親知らず
誤り：大人になってから生える親知らずは、古代人にとって臼歯の予備として働いていたと考えられる。
まともな歯科治療が出現する前、人間は二十代半ばで多くの歯を失う確率が高かったからである。

真実：海賊であった我々の祖先は、今日よりはるかに粗末で男らしい食物を食べていたことは常識である。
また、彼らはよくナイフを奥歯でくわえて持った。
したがって必然的に余分な歯が必要だった。

男性の乳首
誤り：石器時代には、すべての人間に乳房があったと科学者は考えている。

真実：男性の乳首は、海賊が携帯気象台として使っていた。
乳首によって彼らは貿易風の方向を、またその固さから外の寒さを測った。

鳥肌
誤り：　鳥肌は先祖返りであり、苦痛（感情的なものであれ寒さによるものであれ）に対する現在では無意味な反応である
それは、かつて我々の遠い祖先が毛を逆立てて大きく恐ろしく見せかけるためのものであったと、進化論の宣伝は信じさせようとしているようだ。

真実：　鳥肌は海賊が冷たい水に落ちたとき浮力を増すように、巧妙に偽装された機能である。
単純に見たとおり、鳥肌が立てば表面積が増加し、浮力が大きくなる。
これにより海賊は浮かびやすくなる。
ボートがないこともあった我々の祖先には非常に便利なものであった。
なるほど、鳥肌は痕跡的な反射作用のように見えるが、実際は社会の方が変化したのである。


虫垂
誤り：虫垂は、祖先が食べていた消化しにくい植物性食品を発酵させるために使われた、体内の袋の名残である。

真実：虫垂は、海賊が黄金を隠すために巧みに利用した体内の袋である。
また、このことから、海賊が打ち負かした海賊の船に乗り込んで金品を要求する際に「吐き出しちまいな」と言うようになった。

尾骨
誤り：尾骨（または尾てい骨）は、実証された用途はないが、かつて祖先のしっぽ（他の霊長類の機能する尾と相同である）を形成していたらしいより大きい骨の突起の名残であると、進化論者は主張する

真実：しっぽのある人間・・・科学者はラリっているのか？
(中略）
女性や優良な洞窟住居をめぐって争う二人が、エルクが角で戦うように、尻を突き出し相手めがけて後ろ向きに突進していたのだろうと、私は想像する。
私はこれをケツ闘と名付けた。
(後略）

ここまで
ケツ闘についてはいい翻訳だと思う。原文はどうなっているのだろうImage may be NSFW.
Clik here to view.

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

たとえばID支持者についての外観上の相関関係を見てみよう。

IDを支持する人々の知能指数は一般人よりも低く、
科学者と比べると際だって低いように思われる。
科学者の圧倒的多数はインテリジェント・デザインの考えを否認している（２００５年、ヘンダーソン）

私としては、これは奇妙な偶然の一致にすぎず、ID信者は必ずしもデータが示すように知能が低くはないように思う。
空飛ぶスパゲッティ・モンスターが、人類の真の起源について私たちをさらに混乱させるために、
こうした偶然の一致を仕込んだと言うことも十分あり得る。
それを私たちが知ることはあるまいが。

Image may be NSFW.
Clik here to view.