この本は、かなり衝撃的だった。
なにせ、日本の警察が（おそらく当時の政権の意向を受けて）、
北朝鮮に拉致された疑いのある山本美保さんを別の遺体に偽装して、
調査の打ち切りを行おうとした、という内容だ
かつて、アンカーで青山さんが言っていた、当時の小泉純一郎首相が、
拉致交渉の過程で、拉致問題を決着するために打ち切りにしようとした件、
そして北朝鮮に多額のお金を渡そうとしていた件
これと合わせるとなるほど、と納得してしまう。
もちろん、まだ真相は闇ではあるが、本を読む限りにおいてはかなり警察が怪しい
DNA結果を偽装するまでとは・・・
こういうところがあるから、科学捜査も完全とはいえない。
そこに人為的な操作が可能な限りにおいては
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さて、幕引きをするとしたら、当然それは官邸の意向としか思えない。
二度の総理訪朝と、その間の山梨県警発表のとき警察出身の総理秘書官は小野次郎・元参議院議員である。
小野氏は平成１７年９月のいわゆる郵政解散で「刺客」として山梨三区から立候補、
小選挙区では落選したものの、比例の順位が高かったことから比例区で当選し、
小泉チルドレンの一員となった。
その後平成２１年の総選挙では落選し、自民党を離党、翌年の参院選でみんなの党から出馬して比例区で当選している。
ーー中略ーー
小泉総理の懐刀であった飯島勲元秘書官は、「プレジデント」誌に連載している自身のコラムの中で、小野氏に「強烈な違和感」を感じたと書いている。
飯島氏によれば、小野氏は９．１１米同時多発テロのときに酩酊していて電話もとれなかったとか、
大泉総理の就任１年目の靖国参拝の談話を意図的に外務省に流して中国の反発を誘発したなど、
様々な問題行動があったということだ。
山本美保さんの事件も小野氏の「問題行動」と関わっているのだろうか。
ここまで
この方は現在、自民党→みんなの党→結いの党→維新の党
- 山本美保さん失踪事件の謎を追う―拉致問題の闇/草思社
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