前回の続き
韓国の反日発言の激化は国内事情による。
それはどのようにして起きてきたのか
韓国の大統領選挙を見ると、面白いことがわかります。
このWikiページの右上に大統領候補の画像があり、そのちょうど上に
「いつの大統領選挙か」を行き来できる箇所があります。
そして、各大統領選挙における親北朝鮮側と反北朝鮮側の支持の分布図や数値を見ていくと面白いくらいその勢力分布が偏っています。
韓国を
ソウル:首都
ソウル以外の北西部
東部
南西部
済州島(南西にある大きな島)
に分けると
まず南西部は必ず「親北朝鮮派」の勢力が「ダントツ」で大きい
東部はいつも「反北朝鮮派」が優勢
であることがすぐに分かります。
1992年の選挙までは、ソウルと南西部を除けば
大概が反北朝鮮派であることがわかります。
日本を見ても分かるように、都市部というのは「なぜか」左翼の影響が強くなりやすい。
この前の参院選でも東京都で
共産党(70万票)、山本太郎(66万票)の左翼+新左翼に
4分の1弱もの票が集まったことでもわかります。
それが1997、2002年の選挙では、西側全体が親北朝鮮派に押さえられました。
そして、2007年にはまた南西部だけに親北朝鮮派は縮小し、
2012年にはソウル・済州島を含め緩やかに親北朝鮮派の勢力が拡大しています。
ここで重要なのは、
「親北朝鮮派」の勢力が「ダントツ」で大きい南西部たる「全羅道」という地区と、
「反北朝鮮派」の勢力が非常に強い南東部の慶尚道です。
「親北朝鮮派」の勢力が「ダントツ」で大きい南西部たる「全羅道」という地区と、
「反北朝鮮派」の勢力が非常に強い南東部の慶尚道です。
この2つの地域は、仮にいまの人たちが三国時代から続いている人だと仮定して、
1500年以上いがみ合っている地域です。
三国時代とは、高句麗・百済・新羅の時代
日本でいえば、飛鳥時代、聖徳太子・中大兄皇子などが活躍した時代です。
このうち、百済が南西部の全羅道で、新羅が南東部の慶尚道です。
朝鮮半島は長らく儒教に支配されており、
同地区で同じ姓を持つ男女が結婚することが禁止されており、
かつ結婚後も父親の生まれが分かるようにいずれも父親の姓を持ちます。
加えて、(最近は豊かになり事情が変わっているかもしれないが)
同じ地区から出て生活することがほとんどない(ソウルなどを除いて)
とされているため、地域毎の団結のようなものがしっかり残っています。
そのため、この地域間の対立が現代に至るまで続いているのでしょう。
朴正煕以降の反北朝鮮派の大統領を見ればわかりますが、すべて慶尚道出身です。
対立地域たる全羅道としては面白くないでしょう。
そこに北朝鮮は目をつけたのだと思います。
北朝鮮から直接送り込んだのか、
はたまた日本の朝鮮総連経由で韓国人を洗脳して送り込んだのか
それはわかりませんが、
全羅道の人は、「地域間対立」をきっかけに北朝鮮に対する穏健な対応を取る考えを持っていったのでしょう。
現在のところ、韓国の政治はまだ「イデオロギー対立」ではなく、
「地域間の権力争い」の方が強いのではないでしょうか。
現在のところ、韓国の政治はまだ「イデオロギー対立」ではなく、
「地域間の権力争い」の方が強いのではないでしょうか。
朝鮮総連の洗脳と韓国へのスパイ送り込みは
わが朝鮮総連の罪と罰 韓光煕 が詳しかったです。
韓国の反日激化に至る国内事情がわかってきました。
では、これに対してわが国、わが日本国民はどういったことができるのでしょうか?
つづく