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キッシンジャー秘録4 モスクワへの道

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キッシンジャーは外交(ここここ)など著名な書を出し、
ニクソン、フォード両大統領下で、
国務長官、及び国家安全問題担当大統領補佐官を歴任していた。

第4巻は副題がモスクワだが、テーマは主にベトナム戦争と、米中会談


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外交とは、行き詰まりがあってのことであり、双方が互いに相手の腹の内を測る方法の一つである。
たとえ政府首班にその気があっても、たいていは行き詰まりを解決するだけの時間的余裕がない。
首班同士の会談はあまりにも短く、儀礼上やらねばならぬことが多すぎる。
それなら、どうして政府首班が海外訪問するのかといえば、
象徴的な出来事をつくりだすこと、
下級レベルの交渉に期限をつけること
首班同士お互いに相手の器量を見定めること
に最大の意義があるということになる。
海外訪問はまた、意図のあるところを明確に示し、公約のほどを強調する手段にもなる。
キッシンジャー秘録〈第4巻〉モスクワへの道 (1980年)/小学館
¥1,944
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