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抗日戦争中、中国共産党は何をしていたか 謝幼田

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この本は遠藤誉「毛沢東」で紹介されていたので借りてきた。

もちろん、遠藤誉さんの本の方が面白いのだが、
何しろ、この本を中国人が書いた(現在はアメリカにいるとはいえ)、ということがすごい。
簡単に言えば、中国共産党が日本軍と示し合わせていた、とまではこの本は書いていないが、日本軍と戦っていないことは確かだ。
実際は二度ほど戦ったようだが、戦った時の司令官を毛沢東が処罰しているのだから毛沢東は戦うつもりはなかったということだ。

こうすると、毛沢東は日本軍と結託、江沢民は父親が日本軍のスパイ
と中国人から見たら日本スパイ野郎、ということになる

この本の中でオッと思ったのは、
アメリカの作家、ヘミングウェイが1941年周恩来と会見していること。
彼は、感情が先立ち感情で判断する作家のようで、
東洋に詳しくもなく、権謀術数に通じている訳でもない
こうしたアメリカ人を見た周恩来はアメリカ政府の政策決定に影響を及ぼすことを毛沢東に報告している。
そして、それは成功しているわけだ

抗日戦争中、中国共産党は何をしていたか―覆い隠された歴史の真実/草思社
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