以前、官邸見学に行った際、ある高官の部屋に入れさせていただいたときに目にした本の一つ
地方再生に絡んだ本かなと思う。
この本は各学者が地方の活性化に成功している地域を紹介している。
当たり前だが、どう活性化させるかはモデル化は難しく、それぞれの地域の特色などを生かさなければならないだろう。
そうした意味で、この分野での学者の価値は成功例・失敗例を集めてそれをわかりやすく紹介することであろう。
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一部には、茶の生産技術を文化財として保護すべきだとする動きもある。
しかし、生産技術が文化財として保護されるということは、一方で、その技術が我々の生活から遠いものになってしまったという実情を示している。
あるいはまた、文化財保護法の介入によってある技術の価値を特化することが、
本当に我々と茶とのつきあい方において適切であるのかどうか、容易に結論を出せる問題ではない。
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杉浦幹男さんの論文より
(沖縄)基地経済への依存度は「1972年の復帰直後の15.5%から2009年度には5.2%と大幅に低下」しており、
金額そのものは3兆9376億円と少なくないものの、県経済自体が8倍に成長している中、
基地への依存度は急速に低下している。
一方の補助金であるが、1998年の沖縄振興開発事業費4713億円をピークに減少している。
2013年度の沖縄振興予算の総額が3001億円。
そのうち、沖縄県が自主的な選択に基づいて実施できる沖縄振興特別推進交付金、
いわゆる沖縄一括振興交付金は1613億円となっている。
「国庫支出金、地方交付税交付金を含めた国からの財政移転は全国12位」であり、
また、「人口一人あたりの国からの財政移転も全国7位」と、
県民の持つ”補助金漬け”のイメージとは異なり、実際には沖縄県の本土復帰後、
一度も全国1位になったことはない。
ここまで
この内容は沖縄県のHPにも書かれている。
よくわからないのが、この財政移転と、沖縄振興予算の関係だ
そして、これが本当であればなぜ「振興予算」という名前をつけなければならないのだろうか。