著者は、拉致被害者有本恵子さんを拉致した実行犯の一人
彼女自身の半生を描く本
彼女がどのように北朝鮮に渡り、どのような生活を送り、どのように拉致を行ってきたのかが書かれている。
彼女は北朝鮮に日本に革命を起こすために、ある種だまされて渡り、
よど号事件の犯人の一人と無理矢理結婚させられる。
ある種の被害者ともいえるかもしれないが、やったことを考えると同情することはできない。
彼女は、有本恵子さんだけではなく、本ではイニシャルだが
松木薫さん、石岡亨さんの拉致にもある程度関わっていたようだ
彼女のパスポートは北朝鮮に渡るときに預けられ、ダッカのハイジャック事件の犯人のパスポート偽造に使われたらしい。(彼女の知らないところで)
後年、彼女は別の容疑で逮捕され、
当時は彼女が北朝鮮のスパイであるという証拠も明るみに出ていなかったので、
人権派が彼女の釈放に動いていたらしい。
彼女が北朝鮮のスパイであることがわかって、人権派が言った言葉がウケる
「私たちは人権侵害と闘っていくために『夢見波』に集まっているのに、
八尾さんにウソをつかれて傷つけられてしまった。
八尾さんが私たちにした人権侵害は、どうなるんですか、泣き寝入りをしろと言うんですか」
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