著者は日系アメリカ人で、若い頃に起業し、
会社をマイクロソフトに売った後、
日本に拠点を移し、3.11のときに事故調査委員会の最高技術責任者を務めている。
著者の半生を交えながら、日本人がアメリカ人よりも個人主義であり、
チームとして働くことが苦手であることを説いている。
読みやすいし、私がかつてマイクロソフトにいた頃、指紋認証を少しかじっていた頃があって、
それが著者の会社のもの(マイクロソフトに売った)だと知って、昔を思い出してしまった。
3.11の頃の対応も書かれていて、課題点が浮き彫りになってくる。
自分の仕事にも生かしてみたいし、著者の他の本を読んでみたい。