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高度成長 日本を変えた6000日 吉川洋

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高度成長―日本を変えた6000日 (20世紀の日本)/読売新聞社
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戦後20年弱の経済史
読んでいて、どうも昔大学で読んだ気がした。
今見ると、経済という一面だけを見、しかも基本的なことばかりで、
あまり目新しい物はなかった。

高度成長は耐久消費財の普及、人口移動と世帯数の増加を基底として、
旺盛な設備投資によってもたらされた。
したがって
①農村の「過剰人口」が都市工業部門に吸収し尽くされて人口移動・世帯増加が減速し、
②耐久消費財が普及しそれ以上の需要の8日が見込めなくなれば
高度成長の基底が失われることになる。

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1960年6月4日のストには全国で戦後最大の460万人が参加したという。
11日の国会でも23万人
6月15日560万人の全国スト
この日の夕刻、女性の多いデモ隊に右翼が襲い掛かった。
これに怒った全学連が国会構内に突入。
警官隊との衝突の中で女子大生樺美智子が死亡した。
6月19日午前0時、新条約は自然承認されたが、
22日620万人参加のスト
翌23日、岸首相は退陣した。

ここまで
この時期は西側諸国では新左翼活動が活発だった。
新安保が旧安保に比べてどれだけよい条約だったかも知らずに運動していたのだろう。
この運動に比べれば、現在の反原発運動など小さいですね


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