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晏子 第二巻 宮城谷昌光

第1巻があまり面白くなかったのでしばらく遠のいていたのだが、

この第二巻がとても面白く、3巻、4巻を続けて借りてくることにした。

 

この第二巻では主人公たる晏弱がわずか5戦の兵で1国を計略で打ち負かし、

その子である晏嬰もその才の片鱗を見せ始める。

 

読んでいて初めて知ったのだが、この舞台となる時代は論語で有名な孔子が生まれるよりも少し前

老子がおそらくいたであろう時代

 

また、この時代、羊頭狗肉、つまり店先に羊頭を出しておいて、実際には狗肉(犬の肉)を販売する、の類語で牛の首を店先に出して実際には馬肉を出す、ということをこの晏嬰が発言している。

羊頭狗肉自体は中国の宋の時代の言葉のようなので、

晏嬰のこの発言が元になっているのだろう。

ただ、現代の日本からすると、馬肉おいしいし、下手すると牛肉より高いから・・・と思ってしまう。

 

第3/4巻が楽しみです

 

 


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