Honzの成毛さんが紹介していて気になったので借りてきた。
とても面白い。
著者は、1999年の能登半島不審船事件を機に海上自衛隊に特殊部隊を創設するメンバーに抜擢されている。
その後、故あって自衛隊を辞し、ミンダナオ島に移住し軍関係者等にトレーニングなどを行っている。
著者の半生を紹介した本
とても考えさせられる。
右も左もなく、とことんリアルにこだわった考え方
自衛隊とは関係なく、組織のあり方についても考えさせられる本です
この本の中で、陸上自衛隊の(当時)三尉が上司である一尉に向かって上から命令するシーンがかなり面白かった。
この三尉は陸自始まって以来の秀才で、幹部からではなく一兵卒からスタートするが、ことごとく最短記録で上に上がっていった方のようで、
一尉と比べてその方が劣っているのは地位だけ、ということが皆に周知されている。
そういった経緯での上からの命令
序列が厳しい軍隊でもこういうことがあるんだ、と驚きました。
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