フランス革命のことをわかりやすく知りたいと思って、手に取った本
まだ第1冊目だが、これまで読んだフランス革命の本に比べるととてもわかりやすい
第1巻はフランス革命前夜
主人公は現在のところミラボーで、そのそばにロペスピエールがいる感じ
そもそもの発端は歴代の王・貴族が散財をしてフランス王国の財政が逼迫して破産寸前にあったことに発端する。
とどめはアメリカの独立戦争に荷担して一気に金がなくなった。
王は徴税率を上げる(といっても、上げるのは貴族・教会に対して)ことを望んでいたが、
当然に貴族や教会上層部は反対する。
当時のフランスではすでに議会が存在していたが、全国三部会とよばれるものがあり、
1.貴族、2.教会上層部、3.その他平民
となっている。
通常の議決ではこの三者それぞれが決定したものを多数決で取るということで、
3の平民議員は数としては第1議員・第2議員の数を合わせた数あるのだが、
最終的には1.2の決定には勝てない。
徴税率を上げる方式に第三部会は賛成だが、第1,第2部会は反対なので、
賛成1,反対2となっていっこうに進まないわけだ。
当時は、ナショナリズムの前身のようなものが始まっていて、
日本で言う尊皇派が平民に多かった。
貴族は悪者、王がすばらしい
そういう主張が激しかった。
このため、第三部会を中心とした平民は、この議決方式を変更して第1/2も合わせて単純な多数決に変えようという動きを始める。
そうすると、第1,第2部会から少し造反組がでるだけで、第三部会の方針が通るようになる、つまり特権階級(王を除く)から税をより徴収する、という案が通るわけだ。
ここでミラボーは民衆を扇動したり、貴族、教会上層部に根回しをしてあと少しで変更するまで至るのだが、最終的に王は日和って動きを止める。
小説には明示されていないが、おそらく側近(特権階級)が王にあることないこと言って民衆に恐れを抱くように仕向けたと考えられる。
第1巻は軍隊が出動して民衆を弾圧し始めるか、というところで終わる
まだ第1冊目だが、これまで読んだフランス革命の本に比べるととてもわかりやすい
第1巻はフランス革命前夜
主人公は現在のところミラボーで、そのそばにロペスピエールがいる感じ
そもそもの発端は歴代の王・貴族が散財をしてフランス王国の財政が逼迫して破産寸前にあったことに発端する。
とどめはアメリカの独立戦争に荷担して一気に金がなくなった。
王は徴税率を上げる(といっても、上げるのは貴族・教会に対して)ことを望んでいたが、
当然に貴族や教会上層部は反対する。
当時のフランスではすでに議会が存在していたが、全国三部会とよばれるものがあり、
1.貴族、2.教会上層部、3.その他平民
となっている。
通常の議決ではこの三者それぞれが決定したものを多数決で取るということで、
3の平民議員は数としては第1議員・第2議員の数を合わせた数あるのだが、
最終的には1.2の決定には勝てない。
徴税率を上げる方式に第三部会は賛成だが、第1,第2部会は反対なので、
賛成1,反対2となっていっこうに進まないわけだ。
当時は、ナショナリズムの前身のようなものが始まっていて、
日本で言う尊皇派が平民に多かった。
貴族は悪者、王がすばらしい
そういう主張が激しかった。
このため、第三部会を中心とした平民は、この議決方式を変更して第1/2も合わせて単純な多数決に変えようという動きを始める。
そうすると、第1,第2部会から少し造反組がでるだけで、第三部会の方針が通るようになる、つまり特権階級(王を除く)から税をより徴収する、という案が通るわけだ。
ここでミラボーは民衆を扇動したり、貴族、教会上層部に根回しをしてあと少しで変更するまで至るのだが、最終的に王は日和って動きを止める。
小説には明示されていないが、おそらく側近(特権階級)が王にあることないこと言って民衆に恐れを抱くように仕向けたと考えられる。
第1巻は軍隊が出動して民衆を弾圧し始めるか、というところで終わる
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