元都知事の猪瀬さんが昔書いた本
彼はノンフィクション作家としては優れているが、
実務家としては彼の性格もあって難があると私は見ている。
この本は、元号問題、八瀬村について書かれている。
新元号は何になるのか、いつも話題になる。
明治天皇崩御の際に大正という元号をすっぱ抜いたのが、朝日新聞の緒方竹虎、のちの自民党議員です。
実は大正天皇崩御の際に、東京日日新聞(現毎日新聞)は、大誤報を犯し、光文、と報じた。
その誤報を犯した記者は後に会社を追われることになっている。
噂では光文がすっぱ抜かれたから、あわてて昭和に差し替えた、といううわさもあるが、
この本を読む限り、昭和をすっぱ抜いた人もいて、単純に毎日新聞の誤報だったという感がある。
八瀬村は、もともと天皇の棺を担いできた人々が住む村だそうだ。
そういう人たちがいたのはびっくりだ
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