日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩
この本を読んでびっくりしたが、日本の漁業は危機的だ技術が発展したことで、ある程度根こそぎ魚を取れてしまい、年々近海の魚が減っている。日本の魚に対する値段設定が低いこともあり、輸入する魚もしょぼいものが多い。近海では小さくまだこれから成長する魚も根こそぎとり、産卵するまで待つこともない。...
View Article衛生害虫ゴキブリの研究 辻英明
この世にゴキブリを研究している人がいるのか、とこの本の存在を知った時に思ったが、これだけゴキブリホイホイなどが売れているのだから、研究している人がいても当然だ...
View Article天皇の影法師 猪瀬直樹
元都知事の猪瀬さんが昔書いた本彼はノンフィクション作家としては優れているが、実務家としては彼の性格もあって難があると私は見ている。 この本は、元号問題、八瀬村について書かれている。...
View Article会社はなぜ事件を繰り返すのか 奥村宏
この本は題名にある「なぜ事件を繰り返すのか」についてはほとんど答えてくれない。しかし、戦後の日本の会社史について非常にわかりやすい。...
View Articleさいはて紀行 金原みわ
この本は、あまり人が行かないところに著者が行くルポたとえば、老婆のストリップとか、ゴキブリ食べる店、タイの芸ストリップバーなど見ていて楽しいが、絶対自分では行ってみたいという気にはならない。...
View Article決め方の経済学 坂井豊貴
多数決以外にも決め方があるよ、という本著者は、ボルダルールというのをかなり推している。 ボルダルールというのは、例えば候補者が4人いたとして、投票する人は、たとえば1番目にAさん、2番目にBさん、3番目にCさんのように順位付する。集計する際に1番目に入れた人には3点、2番目に入れた人に2点、のように点数を与える。これによって、死に票が減るということのようだ。...
View Article20歳の自分に受けさせたい文章講義 古賀史健
この本は非常に良い本だ特に会社で書類やメールを書いたり、他の人にプレゼンしたりすることが多い人にはとても役立つと思う。 自分の書いた文章にメスを入れる(つまりいらない箇所をカットする)訴えたい人を明確にイメージするなどかなり役に立つと思う。20歳の人に読んでもらうのはいいが、これは社会経験を積むとより実感がわいてくるだろう。...
View Article日本の歴史22 政党政治と天皇 伊藤之雄
最近著者の本にはまっていて、やっと明治後期から大正にかけての政治の流れが見えてきたような気がする。 政党政治がどう根付き始めてきたのか、についてはわかってきたが、昭和に入ってどのようにして軍部が力を持ってきたのかについてがまだわからない。今後この辺りがすっと腑に落ちる本に出会えるとうれしい。 政党政治と天皇 日本の歴史22 (講談社学術文庫) Amazon
View Article随感録 浜口雄幸
浜口雄幸は昭和初期の首相で、海軍軍縮会議の結果を受けて暴漢に襲われ、亡くなっている。実際には襲われた後、治ったかなと思ったものの、復帰初日にまた具合が悪くなり、首相を辞職することになり、そこからしばらく経って亡くなっている。 この本はなくなるちょっと前まで書きためていた著者自身の記録をまとめたもの 浜口雄幸が非常な努力家であることがわかるところ...
View Article使用人たちが見たホワイトハウス ケイト・アンダーセン・ブラウワー
この本は、ホワイトハウスに勤めている使用人へのインタビューを通じ、当時の大統領一家の状況であったり、ホワイトハウスに勤めるということがどういうことなのかを著している。 ケネディ暗殺時のホワイトハウスやジャクリーンケネディの様子を描いていてとてもよい。ジャクリーンが外出中によくケネディは女をホワイトハウスに招いて浮気していたことも書かれている。...
View Articleニューヨークのヴァイオリン職人
ヴァイオリンの名器と言えばストラディヴァリウスのヴァイオリンこのヴァイオリンを超える名器を作ろうとしたニューヨークのヴァイオリン職人を取材した本...
View Article小説フランス革命5 王の逃亡 佐藤賢一
この巻は副題の通り、王の逃亡に焦点を当てている。 聖職者への改革などでほとほと嫌気がさした王は、とりあえずの休暇にパリを出ようと考える。(本当はこのときに亡命する気だったかも知れないが、小説では休息)しかし、パリ市民の怒り(逃亡するんじゃないか。外国の軍隊を招くんじゃないか) にあい、途中で馬車を引き返すことになる。...
View Article家を建てました
最近、ブログがおろそかになっていましたが、家を建てておりまして、なかなか時間が取れませんでした。引っ越しも完了し、まだ税金やらローンやらの手続きが残っていますが、落ち着いてきたこともあり、感じたこと、建てるときに気をつけることをまとめてみたいと思います。 戸建てを建てるきっかけから記事にしたいと思います。...
View Articleあなたが世界のためにできるたったひとつのこと ピーターシンガー
簡単に言えば、この本は寄付などをよくしよう、ということを言っている。 たとえば、世界の貧困を減らそうとする場合、1.減らそうとする活動を行う(NGOで働く)2.活動家を支援するが考えられる。自分が、1では並の人だが、2では一般の事業でより多くのお金を稼ぐことが出来るのであれば、其のお金を寄付することでより多くの人が助けられる。そういういみで副題に「効果的な」がついている。...
View Article土地探し
今回は目当ての土地を見つけるまでです。 まず、ヘーベルハウスの土地セミナーに参加しました。全く土地についてわかりません。相場も、どんな土地がいいのかもわかりませんでした。無料ですので行ってみるといいと思います。セミナーの講師は旭化成ヘーベルハウスと提携している不動産会社の方々...
View Article筒井康隆コレクション 1 48億の妄想 筒井康隆
この短編集の中にある48億の妄想が、宮崎哲弥さんに紹介されていたので借りて読んでみた。 48億の妄想は1965年の作品で、日韓基本条約が締結された後に書かれたようだ。舞台はその15年後社会は劇場化され、政治家も誰もがカメラで監視され、大衆の気に入るような発言や行動を行うようになる。そんな社会における日韓問題をとりあげ、問題解決のためにあろうことか軍事衝突(民間同士)を行う運びになる。...
View Articleなぜ、世界はルワンダを救えなかったのか PKO司令官の手記 ロメオ・ダレール
この本の著者は副題にあるように、ルワンダの紛争にPKO司令官として向かっている。現在はこの本のおかげであろう、カナダの国会議員になっている。 PKOの意義がこのルワンダで変わったといわれているゆえんを知りたくて借りてきたのだが、おそらく翻訳がだめなのだろうか、文章に魅力を感じず、全く引き込まれなかった最後あと100頁ぐらいだったが、それ以上読むのはやめてしまった。...
View Article偉大なる存在 小松左京
小松左京のSF短編集 なかなか面白いものが詰まっていたが、特に気に入ったのは袋小路四ッ矢怪談 袋小路は、世の中をAIが制御しており、人類の進化の方向性もAIが決めている。大巨人だったり、妖精のようなものもいる。そんななか、この先どのように進化していくべきかAIが困り、袋小路になっているのがこの話の背景合理性を求めるAIが、それ故に進化の道をふさいでいくというのはなかなか面白い。...
View Article資金計画
家を建てる際にネックになってくるのが資金計画 マンションの場合、トータルでいくらになるのか、いつ払うのかがはっきりしています。しかし、戸建ての場合は異なります。...
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