この日は一日ツアーで、アンコールワット遺跡群へ行ってきました。
アンコールワット遺跡群には非常に多くの遺跡があります。
そして、その広さも尋常ではない。
アメリカのフロリダにあるディズニーワールドより大きいんじゃないでしょうか
ツアーガイドに聞くと、普通にじっくりと見ると、一週間ほどかかるとか
世界遺産ということもあり、非常にたくさんの観光客が訪れています。
下のA地点が私が泊まっているホテルで、上の方に、小さい□と大きい□で囲まれた場所があります。
小さいほうがアンコールワット、大きいほうがアンコールトムという遺跡です。
地元の人は無料で入れますが、観光客は一日チケット20$を払う必要があります。
そうそう、ここシェムリアップでは基本的に米ドルで売買していました。
正直、カンボジアの通貨を見たことはありませんでした。
これは、アンコールワットの周りのお堀
一辺が1.5kmほどあるようです。
アンコールトムの周りのお堀はだいたい3km四方に見えます。
まず向かったのは、アンコールトム遺跡群です。
これは、遺跡でよく見かける門に至るまでの橋(堀を渡る)
遺跡は既に荒廃してますが、人間が、蛇を持っている姿を表しています。
残念ながら蛇の胴体は崩れてしまっていますが
写真をよく見ればわかりますが、日本国政府支援と書かれています。(2011年から16年まで)
これは、ODAのことを言っているのだと思います。
外務省のHPを見るとわかりますが、カンボジアのODAの比率は多くが無償支援だが、
近年は有償支援が増えてきている。
カンボジアが力をつけてきた証拠ですね
大まかな地図です。
まず向かったのは、アンコールトム遺跡群の中のバイヨンという場所
カンボジアの遺跡群を作った王様はだいたいヒンズー教の王様が多いのですが、
この遺跡の王様は仏教の信者でした。
そのため、遺跡のあちこちに仏様の顔が見える。
後にヒンズー教の王様になり、仏教に寛容でなくなった際にこの仏の顔を削っていったそうです。
大きな石を移動するのは大変なもの
写真を見るとわかりますが、石に丸い穴があるのがわかると思います。
これは当時彫られたもので、そこにロープなりなんなりを通したり引っ掛けたりして運んだんだそうです。
日本の神社の狛犬に該当するもの
遺跡の修復作業を行っている人たち
これも日本だったり海外の国際援助によるものなのでしょう。
上智大学も修復していたりするようです。
非常に荒廃しているのがわかります。
しかし、アンコールワット遺跡群は国際援助で修復されているので、まだまだきれいなほうです。
離れたところにある遺跡などの荒廃具合はすごいです
ひときわ白いところがありますが、そこが修復した場所です
長い年月で、木の根が遺跡に入り込むようになり、足場がグラつき、
上の方から崩れていくのだそうです
先ほど紹介した、仏像が削られる件です。
中央の3つの人型はいずれも仏像があったけど、削られました。
遺跡を上に上がっていくと、仏の顔がいくつもあって、観光客が写真を撮ります
キスをしたかのようなアングルで写真を撮るのも流行っているようです
ちょっと離れたところからの姿です
昔はもっと綺麗だったんでしょうね
次に向かったのは、アンコールトムの西側にある、先ほどの地図で言う
バプーオンという仏教寺院です。
周りに池があり、その中央を橋が通っているというもの
ピラミッド型の寺院内の階段がきつそうだし、ガイドさんもそれほどじゃないよ、というので中には入らず、
次の場所、象のテラスへ
ここカンボジアも象について特別な感情を抱いている(いた?)ようです。
象の石像
修復されているところもあります
階段を登ると、そこにはガルーダの石像が
ガルーダはヒンズー教の神話に出てくる聖なる鳥
この壁を超えて奥にいくと、王宮が
神殿などと比べると王宮は質素ですね
そしてこの横には、王や王妃が泳いでいたプールが
非常に大きい
次に向かったのはすぐ近くのライ王のテラス
この「ライ」はらい病を指しています。
これが王様の像ですが、手が一部無かったりしているところが「らい病」を思わせるとのことです。
個人的には荒廃しただけじゃないのか?とも思いましたが
この石像は大きな台座の上にあり、その台座の側面にはいろいろな壁画・石像があります
ここから、車が待っている駐車場に行く際、おみやげ屋のある場所を遠回りして行かなければならない。
ショートカットしないか見ている人がいる。
最初はぼーっとしている人なのかと思っていたら、ガイドさんが教えてくれました。
行きは非常に混んでいたので素通りした南大門
昼はすいていたので、ここで写真撮影
よくテレビでも出る場所ですね
アンコールワット程の幅ではないが、全体の大きさはこちらのほうが大きい
一応、蛇のウロコも見えます
ランチを挟み、ホテルで1時間ほど休憩してアンコールワットへ向かいます
日差しが非常に強いので、日中に歩くのは大変です
つづく