平成１８年の外国人入国者数は８１０万人強。
一位は韓国の２３７万１６３人、
二位は台湾の１３５万２４９３人、
三位が中国で９８万４２４人。
中国と香港を別枠にして計上していて、中国＋香港は１２９万８９４１人となる。
しかしここに、統計の落とし穴がある。
私が扱った中国人被疑者や参考人のうち半数近くは、なんと密入国者だった。
そして密入国者のほとんどは福建人だった。
密入国者を含めた中国人の流入数は、神様にしかわからない。
新聞で報道されることは少ないが、密入国者は実は想像以上に多いのである。
また、入国するルートは様々だが、たとえば意外に知られていない事実に、
中南米には国籍を合法的に金で取得する
「投資移民制度」
というのがある。
その国に一定額の資産を預貯金していたり、国債を買ったりすると、
パスポートが手に入るのである。
日本に入国を許可されない中国人でも、この制度を使えば立派な中南米人となり、
正規に入国することができるわけだ。
ただし投資移民の使う旅券にも有効期限があり、
期限が切れると自動的に「中国人」として処理される。
だから、現実の中国人入国者数なんて、誰もわからない。
通訳捜査官 中国人犯罪者との闘い２９２０日 坂東忠信より
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外国人入国者数
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