3月12日、韓国のソウル市内にある、独島体験館に行ってきました。
独島とは日本の竹島のことで、韓国ではそう呼んでいる。
この体験館、というか博物館には韓国が竹島を自国の領土だと主張できる理由を展示している。
当然資料は韓国にプラスのもののみを展示している。
利用料は無料なのですが、館内は写真撮影禁止なので、私は写真撮影していません。
ただ、地元市民とみられる人数名がスマホで写真を撮っていて、なぜ注意しないのか不思議でした。
この体験館は市内の中心部にあります。
A地点がこの体験館があるところで、その右側にある緑と青の線の交差するところがソウル駅
日本で言う東京駅みたいな存在です。
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独島体験館はビルの地下1階にあります。
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そもそもこの存在を知ったのは、たかじんのそこまで言って委員会のDVD
「超・反日論」
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この中でざこばさんと、朴一さんが韓国の反日スポットを訪れる企画があって、
この独島体験館を訪れている。
このDVD内でも撮影が禁止されてたんですが、てっきり動画とかTVがダメなだけで
一般撮影はOKなのかと思っていたんです。
このDVDの中で、ざこばさんが、この体験館を訪れた後、
「なんか、竹島は韓国領なんじゃないか、という気がしてしまう」
という趣旨の発言をされていました。
へええ、と思い私が入って一通り資料を見た結果は
「もし様々な資料を自分で見たりしていない場合は、
竹島が韓国領だと思ってしまっても仕方がない」
です。
日本人・韓国人以外は竹島に興味ないですから、その他の国の人がここに連れてこられたら確実に韓国領だと思ってしまうでしょう。
だからこそ、私は日本政府もこうした博物館をつくり、わかりやすく日本領である理由を説明するべきなのだと思います。
詳細は後程
この館内では、新聞を作成できる。
カメラの前でポーズをとって写真を撮ると、それが写真になる。
なんて書いてるかどうかわからないが、独島は韓国のものとか書いてあるのでしょう。
ざこばさんと同じようにバッテンです!
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熱心に展示を見ていると館内の人が日本語で、4Dシアターを見ませんか?
と勧めてきた。
歴史的なものではなく、科学的なものです、と言ってきたので
参加することに
3Dグラスをつけて立体映像を見て、竹島を探索するという感じのもの
ディズニーランドのスターツアーズ、USJのバック・トゥ・ザ・フューチャー・ライド
のようなものです。
すんごい酔いました
明らかにマイナスです。
あれがなければよかった。単純に3D動画で十分なのに
行く方にはあまりお勧めできません。
さて、本題の展示物に移りましょう。
私がこの体験館の中で初めて知って、これが本当なら日本はどう切り返すべきなのだろうか、という資料がありました。
それが、この資料(詳細はここを参照)
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この資料は、1696年のもので、2005年隠岐の島の住民が見つけたものです。
画像を見ると、カタカナが入っていて、日本人がおそらく書いたものだというのがわかります。
竹島の歴史を勉強した人は知っていると思いますが、
この時期、「竹島」というのは現在の「鬱陵島」であり、
「松島」が現在の「竹島」です。
この資料を見る限りでは、日本の誰かが「江原道」(日本で言う都道府県)に、竹島(鬱陵島)と松島(竹島)が含まれる、という趣旨のことが書かれている。
残念ながら、これに対する日本側の明確な反論は見つけられなかった。
そもそもこの文書がどういったものなのかもわかっていないようですが・・・
この資料館では、当然韓国に不都合な資料や事実は載せていない。
たとえば、この時期(上の文書と同じ時期)に韓国人の安龍福が鳥取藩に乗り込んで、于山島と鬱陵島が李氏朝鮮の領土であることを主張に来た。
資料館では、領主が対応して帰した云々が展示しているのだが、
その時期、藩主は参勤交代で江戸にいたので、対応するはずがない。
また、「于山島」がいったいどこのことなのかわからない。
安龍福は朝鮮に帰国後処罰されている
当時朝鮮は、海禁令を出していて、海に出ることを禁止していた
などなどです。
以下は、竹島の位置関係
A地点が竹島です。
すごく小さな島なので見えませんね
その左にある小島が鬱陵島
鬱陵島は韓国から150kmほど離れていて、
竹島はその鬱陵島から90kmほど離れている
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そのうえで、こちらのページを見てみよう
韓国の放送局がなぜか日本人向けにHPを作成している。
その中に、次の文書の記述がある。
『世宗実録』「地理志」(1454年)
于山と武陵の二島が県の真東の海の中に在る。
二島は互いに遠く離れておらず、
天気の良い日には眺めることができる。
新羅の時代には、于山国または鬱陵島と称した。
もし大きな山とかがあれば可能だろうが、竹島のような小さな島を見えるわけもない。
しかも「二島は互いに遠く離れておらず」と書かれている。
現在だって90kmは遠いだろうに、車も飛行機もない時代の90kmがどれほど遠いことか
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この図は鬱陵島の拡大図だが、おそらくこの鬱陵島の東にある小さな島こそがこの文章で言われている島なのではないか、と思う。
とまあ、こんな古代の文書を取り上げたところで、いずれも不備はあり、解決には程遠いと考える。
日本政府として主張すべきはやはり、竹島を正式に日本領に組み込んだとき(1905年)以降、サンフランシスコ講和条約までなのだと思います。
日本は少なくとも明治時代になってから法治国家たろうとし、最終的に不平等条約も改めて主要国の仲間入りを果たすに至りました。
その領有した経緯についての当時の情勢を詳しく、そしてわかりやすく日本政府は主張するべきなのだろうと思います。
私は、韓国を訪問していて思ったのが、日本に対抗する資料を展示するあまり、
韓国が別に主張していることに次々と矛盾が突きつけられているように思い、
韓国人はそれに気づいていないのだろうか、ということです。
この独島体験館では、様々な朝鮮半島側の資料が文書で展示されている。
1882年の文書まで、その文書には「漢字」だけが掲載されている。
ハングルが普及していないことを証明するわけですが、
1900年の文書から、漢字ハングル混じりの文書に変わっている。
これは、福沢諭吉などが、ハングルを使った新聞を発行するよう主張したことによるものです。
韓国も資料を出すなら、いままでの主張と矛盾しない資料をださないといけませんね。
といったように、韓国の資料は、実は穴だらけだ。