自民党政調会長の高市早苗政調会長が、
「福島第一原発を含めて、事故によって死亡者が出ている状況では無い」
という趣旨の発言をして、与野党及び、マスコミから非難を受けている。
しかし、これのどこが非難されるべきなのかわからない。
現実に事故による直接的な死亡者はいない
ということは紛れもない事実です。
もちろん、事故によって避難をされた方々の中には精神的な苦痛を持ち、
亡くなった方もいるでしょう。
では、東日本大震災で無くなった犠牲者の数のカウントに、
その後の避難生活で悲嘆して自殺された数は入っているのだろうか?
入っていないはずです。
こういう「事実」を無視して勝手に批判する、というのはいかがなものだろうか。
そもそも、避難などで多くの心配を受けさせたのは、
事故よりも、その後の行政側の責任の方が大きいのではないでしょうか?
それは当時の民主党だけではなく、
事故前から放射能に対する正しい知識を広めさせてこなかった自民党にも言えることです。
事故から2年経ち、
東日本大震災のことを忘れてしまっている日本人には何も言わず、
冷静に見つめるべき事実を直視する日本人を批判し、
感傷的になってそこから目を逸らしている日本人を擁護している。
おかしいのではないでしょうか。
今のままでは、何の反省もなく、何の進展もなく、
(いつになるかはわからないが、確実に発生する)次の震災を迎える
ことになるのではないでしょうか。
なんのためにあれだけ大勢の方々が犠牲になられたのか
そこを真摯に受け止める必要があるのではないでしょうか
私は、放射性廃棄物の最終処分場を福島原発の近くにするべきだ、
という勇気ある発言を行った維新の会の中田宏議員と同様、
高市早苗議員の発言は勇気ある発言だと思うし、(中田さんの発言ほどではないけど)
いずれ誰か政治家が「悪者」になるとしても言わなければならない発言だったと思います。
ICRPもWHOも福島原発事故のよる被害はほとんどないことが発表されていること
を踏まえ、日本国民が
「科学」を「感情」ではなく、「科学」で判断できるよう
成長していかなければならないと思います。
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高市早苗議員の福島原発事故の発言
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